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スライドアングル丁番金具

安田屋家具店の実店舗に壊れたアングル丁番金具を持参された。持参された金具を見ると以前にも見たことのあるアングル丁番金具であった。

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すでに廃業して今はなき金具工場「木村新」の金具であった。金具の大きさから判断して洋服タンスの大きくて重量のある扉に使用されているアングル丁番金具ではないかと思い、お客様にお聞きするとその通りであった。

この「スライドアングル丁番金具」は、以前にもご紹介しましたが、スライド丁番が世の中に出始めた頃、アングル丁番金具でもスライド丁番金具のように多少の扉の微調整ができるようにした苦肉の策のように思われる。ちょうど時代的にスライド丁番金具が扉丁番金具の主流になる前の過渡期につくられたものです。

しかしアングル丁番金具は所詮アングル丁番金具で、スライド丁番金具のようなわけには行きません。微調整ができるといっても、ほんのわずかしかできませんし、ましてや素材的に大きくて重量のある扉の取り付けに使用するには無理があったとしか思えません。その後、アングル丁番金具はすたれ、現在主流となっているスライド丁番金具に取って代わられたのでした。

さて今回のご相談では、建具屋さんに修理をしてもらうので代替の金具はないかということでした。金具のサイズを測ると扉側に取り付ける部分のサイズは24㎜あった。家具本体側板に取り付ける部分のサイズを測ると・・・・、う~む、17㎜くらいかなぁーー。そうすると・・・・、

現存する金具では「24-20」サイズが近いと思いますが、1~2㎜の違いであれば今までのご修理経験から問題なく取替ができたのですが、今回は3㎜も違うので、実際に取り替えてみないと、扉の開閉に支障が出るか出ないかがわかりません。その旨をお客様にお伝えすると、とりあえずだめもとでもいいので、扉1枚についている4個分を取替えたいのでとお買い求めいただいた。

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24-20-1

24-20

24-20-2 コピー

扉側の穴が、現在はロケット型に空いているのに対して、取り替えるアングル丁番金具「24-20」は35㎜直径の円形となっているので、若干穴を大きくする必要があるのだが、取替は今回建具屋さんが行なうとのことなので、問題はないようです。

金具をお渡しするものの、無事取替ができるか不安になる四代目でした。

2日後にお客様からメールが届いた。
先週、壊れたアングル蝶番を持っていき、4ケ購入したTです。本日、建具屋さんに取り付けてもらいました。少し、ノミで削って取り付け完了しました。従来の蝶番がついているタンスより、扉の開閉がとても軽く、同じ重さの扉とは思えないほどです。お世話になりありがとうございました。

よかったよかった。 😆 😆

4月 9, 2013 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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