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続 桐材茶棚 洗濯修理

先日ご相談いただいた桐材で作られた祖母様の想い出が刻み込まれた茶棚リフォームについてご連絡があった。

お客様からの返信
早速ありがとうございます。ご丁寧な説明もありがとうございます。
ただ、 「4枚の引き戸に描かれている図柄が洗濯することで無くなります。絵柄を残して洗濯する事ができませんので、洗濯後は絵柄が無くなった木地の板戸になります。」というのが気になりました。

s-手箪笥(扉)

以前、私の母の嫁入り道具の手箪笥を洗いに出しましたが、蝶貝の蒔絵もそのまま残しています(一部はその後引越しの時にはげました)。年代は、今回と同じくらいです(伯母と母は1歳違い)。

一度、貝の部分を外して、洗いをかけてからまた張り直しされたのだと思いますが、洗いをかけてから30年たっても、まださらのような状態です。この時洗いに出したところは、もう廃業されていますので、新たに探している所でした。

私どもは米原ですので、岐阜のお店でしたら車で運べますし、とても良いと思うのですが、この部分だけ納得できないでいます。伯母がずっと手元に置いて使っていた手箪笥ですので、図柄もそのまま生かしたいと思います。何とかならないでしょうか?

安田屋家具店からの返信
ご連絡ありがとうございます。
引き扉の図柄ですが、貝が埋め込まれているものであれば、その部分の洗いや、表面削りの作業時に強くこすらなければ残るのではないかと思います。ただしそ の部分の木地を深く削られないために、現在の木の色が少し残り、他の部分とトノ粉の色が変わる可能性が高いです。

貝を取り外して、洗った後に再度張りなおすことはできないと思いますので、前回の洗濯修理時にもそのような作業をしたのではないかと思います。

漆で絵が描かれている場合は、その部分だけを洗わないようにすることは不可能です。洗う時に使用するお湯が、絵の下にも染込んでしまいますので、乾燥させた 後に表面を削らないとなりません。貝と違って漆で描かれた図柄はほぼ消えてしまうと思います。図柄すべてが貝でできていればよいのですが・・・・、その点 はどのようになっているのでしょうか。

漆絵が消えた後に同じように描く職人がおりませんので、再生する事ができません。漆で描かれた図柄の 場合は、図柄を残して洗濯をすることはできないものと考えます。図柄を残すように洗濯した場合、図柄の周りの仕上がり後の色が、他の部分と違う色になって しまいます。見た目にはシミのように見えてしまうかもしれませんのでお勧めできません。

漆絵ではなく、図柄すべてが貝を埋めてつくられてい るものであれば、洗濯しても図柄は残ると思います。ただし実際の物を見てみないと確実な事が言えませんので、引き戸1枚を事前にお送りいただければ、洗濯 後に図柄が残るかどうか、残せる方法はないかを職人に確認する事ができますのでご検討ください。お送りいただいた引き戸は、確認後に返送させていただきま す。

ご検討賜りますようお願いいたします。

2月 18, 2016 · Posted in その他の家具修理  
    

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