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聴神経腫瘍手術体験記15

【実録!聴神経腫瘍との闘い】手術終了9

6年前の今日、2011年3月9日は、四代目が聴神経腫瘍摘出手術のために東京警察病院に入院していた日です。手術をしてから6年が経過しました。手術した 右 耳の聴神経はやむなく切断したために聴力はなくなり左耳だけでの生活を過していますが、手術前となんら変わりなく元気に仕事もできることに感謝です。あの 時の体験を自分自身に振り返るために再掲載することにしました。何回もお読みいただく皆様にはしばしお付き合いの程をお願い致します。

尚、河野道宏先生は 2017年現在「東京医科大学病院」に主任教授として異動され、同病院にて診察、手術を行われています。

これ以降の体験内容はすべて四代目自身の体験です。自分自身の記憶として作成したものです。手術後の状態は千差万別ですので必ずしも同じ状態になるとは限らないことをご理解ください。ただ聴神経腫瘍摘出手術を行う人の何かの役に立てればと思います。

2011年3月9日 手術後6日目

今日は水曜日。
河野道宏先生の回診日。
8時に河野先生率いる一団が来た。
ICUで見た布袋様もいた。

耳栓をしたままの状態を見て、河野先生が言った。
「回復は順調そうだね」
「それ何? 耳栓していたら聞こえにくいよ」緊張している病室内に笑顔が広がった。

ときたま頭頂部に「ズキン」と鈍痛が走る。神経がつながる瞬間なのだろうか。少しづつ頭頂部と右側頭部の皮膚を触ると自分のものだと言う感覚が戻ってきた。縫合部分はギブスを触っているように今もまだ自分の感覚ではなかった。

午前中、4人部屋には自分しかいなかったので、約1ヶ月過ごすこととなる我がスペースを記念撮影。

普通の笑顔。顔面麻痺は出ていないことに感謝。手術前と何も変わらない笑顔ができます。

これが約1ヶ月過ごす我が家です。狭そうに見えますが、十分な広さです。

反対側のベットスペースが空いていたので記念撮影。毎日こんな感じでベットの上で過ごしていました。ベットから見える光景は・・・。

プライバシーを保護するには、サッとカーテンを閉めます。多くの入院患者さんはカーテンをずっと閉めたままの場合が多いようですが、自分は狭苦しく感じるので、朝おきてから寝るまでの間はカーテンを開けたままの開放感を満喫していました。寝るときだけカーテンを閉めました。

ここまで順調に回復しているのを感じる。
食べて寝て、ゆっくり休息していく中で、体重が確実に増えている感じがした。ほとんど運動していないので当然と言えば当然。1日1食あたり約600カロリー。入院前ならお腹がすく量なのに十分事足りている。薄味も気にならなくなった。自分自身でも信じられないことである。

昼食後、発注してあった「イーモバイル」から宅配荷物が届いた。ワクワクしながら梱包を解いた。

ベットの上で説明書を読み、USBアダプターを触っていた。

USBアダプターの中からSIMカードが出てきた。
イーモバイルって、小さな会話のできない「携帯電話」なんだと思った。ナルホドネ。

午後からは、イーモバイルを携えて5階談話ラウンジで過ごす。

明日、2回目の洗髪を行うとの説明があった。ガァーーーン!! また不安になった。

この日初めて少し身体右側を下にして寝た。ただし顔は仰向けのままである。 つづく

3月 9, 2017 · Posted in 聴神経腫瘍摘出 手術体験談  
    

Comments

2 Responses to “聴神経腫瘍手術体験記15”

  1. まあon3月 9th, 2017 11:48 PM

    はじめまして。
    私も聴神経腫瘍と診断されました。
    先月河野先生の診察を受けてきました。
    診察はすぐ終わりましたが、手術までの話をしました。
    手術までかなりの期間があります。
    その間、病院受診もないので最近は自分が脳腫瘍だということを忘れてしまうほどです。
    でも、検査入院や手術の事はかなり不安です。
    いろんな方のブログなどを読ませて頂いて勇気をもらっているところです。

  2. 四代目on3月 10th, 2017 7:35 PM

    メール拝見いたしました。
    河野先生による聴神経腫瘍摘出手術の日程が決まり、毎日不安な日々を過ごされていることを経験者としてよくわかります。聴神経腫瘍は直ぐに大きくなることはないらしいので、手術まで期間が長くても特に問題はないそうですよ。

    私の場合、セカンドオピニオンとして河野先生に診察してもらったのが10月、その時に手術することを決め、5か月後の3月に東京警察病院にて河野先生による手術を受けました。

    5か月間、ほぼ毎日インターネットで聴神経腫瘍摘出手術をした人の経験談ブログを探し、読みまくっていました。そして手術体験の中から、手術後の最悪な状況を探し、読みまくっていました。最悪な状況の多くは顔面マヒになり、瞼が閉じなかったり、口が半開きで飲み物を飲んでもこぼれてしまうという事でした。中には髄液漏れで大変な状況になった人もいたようでした。平衡感覚がなくなり、目が回って
    気持ち悪くなる状態がずっと続くということも知りました。

    そんな最悪な状況に自分がなったとしても、どういう風になるのか事前に知っただけでもずいぶん気持ちが楽になりました。私の場合は運が良かったのか、顔面マヒどころかまったく何の症状も出ませんでした。リハビリさえも私の場合は行うこともありませんでした。当時同室の他の方は、リハビリ時間があっていろいろなリハビリをされていたようです。

    手術が近づくにつれ、本当に手術しなくてはいけないのか、このまま手術しなくてもいいのではないかと思う毎日でした。また本当に河野先生でよかったのか、違う医師がいいのではないかとも何度も考えました。澤村先生とか、福島先生とか、中富先生とか・・・・いろいろとね。

    手術するよりもサイバーナイフやガンマーナイフなどの放射線治療でいいのではないかとの考えも何度も頭の中を巡っていました。そんな毎日を5か月間続きました。

    最後は、河野先生による手術に関するお話を聞いたり、先生のホームページを見て、先生の人間性を知ったり、河野先生の手術経験数などを熟慮した結果、手術してどんな最悪な結果になったとしても、河野先生の手術に関して、決して後悔しない、それだけ信頼ができる医師だと私自身が強く思ったことで、それまでの不安や疑問などは全くなくなりました。

    手術をしてから6年が経過した今、手術前と何ら変わりのない日々を過ごしております。手術した右耳の聴力は無くなりましたが、それほど不便もなく過ごしています。詳しい内容はご覧になった体験記をお読みください。

    手術経験から言えば、手術直後のICUでの約24時間が一番つらい時間です。今でももう二度とあの経験はしたくないと思っています。それほどつらかったです。でもその24時間が過ぎてしまえば、あとはどうってことないです。3週間から1か月、仕事も家事も何もしないでただ寝ているだけの時間を過ごすだけです。神様がくれたご褒美だと思い、ゆっくりと過ごせばいいのです。恐らく一生の中で、何にもしないで生活できる日々はこの時だけだと思います。

    不安な毎日だと思いますが、あなた自身が河野先生の手術を受けることに対して100%納得することが一番大切であり、重要なことです。手術経験者として、患者目線でのことは何でもお話できますので、不安なことや、疑問があればお気軽にお問合せ下さい。なんでもご返事させていただきます。

    手術の成功をお祈りします。
    頑張ってください。

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