昨日お伝えした高島屋で購入されたナラ突板材仕様のカウンター収納台の塗り直し後をお伝えします。天板は新しいナラ突板材を貼り直しました。
本体、扉・引出し前板は、表面を削ってから塗り直し修理を行いました。

————-塗り直し前—————–               —————塗り直し後————–

拡大してみると・・・・、

塗り直し前

塗り直し後

新しい突板表面なので、新品の天板になりました。

塗り直し後

塗り直し後

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8月 17, 2010 · Posted in その他の家具修理  
    

20年ほど前にご購入いただいた飛騨・高山に工場がある「日進木工(nissin)」で製作されたダイニングチェアーのご修理依頼がありました。背もたれ木部の接合部分が外れてしまったようです。商品は「REGARONE(レガローネ)」シリーズのRGC-006というダイニングチェアーです。張り地は本革を使用しています。

「REGARONE(レガローネ)」シリーズは、ダイニングテーブル・椅子・食器棚・リビングソファー・サイドボードなど、リビング・ダイニング家具をトータルに展開していました。

椅子の後部にはロゴが貼ってありました。

どこが破損したかというと、背もたれ木部の中央部分にある接合箇所です。フィンガージョイント工法で接合してあるのですが、この部分が外れてしまっていました。

表面側

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唐木家具の引出しがスムーズに出し入れできないとのことで見に行ってきました。
唐木家具といっても和室向けではなく、唐木(多分紫檀系の樹)無垢材で作られた洋風チェストでした。

国産品ではなく輸入家具でした。
このような唐木家具の引出しは、通常引出しを入れる箇所には棚桟が取り付けてあり、そこに引出しを入れるようにします。唐木の無垢材を使用して製作した引出しは重いので、棚桟の上に入れるようにします。ところが今回のチェストは、一番簡単なスライドレールを使用してありました。引出しの重量に耐えられなかったスライドレールの問題で引出しの出し入れがスムーズにできなくなっているようです。

引出し4杯分のスライドレールを全て取替えます。

まずは引出しについているスライドレールを取替えます。

次にチェスト本体に取り付いているスライドレールを取替えます。
狭い空間での作業、さらに奥は暗いためネジの取り付け、取外し作業がとてもし難くかった。

スライドレールをネジで取り付ける時、唐木は硬いので直接ネジをもむとネジ山をきってしまいますので、必ずドリルで下穴を開けます。またスライドレール取り付け位置が、少しでも高かったり、低かったりすると引出しが入りません。また前部・後部の高さが違うと引出しの出し入れがスムーズにできません。水平に取り付けます。取り付け穴位置はたくさんありますので、一度失敗した場合、位置を微妙に変えてから、先ほどとは違う取り付け穴に下穴を開けて再度取り付け直します。4杯の引出しのスライドレールを取り替えるのに約1時間30分程度かかりました。

取外した今まで使用されていたスライドレールです。
よーく見てみると・・・・、

スライドレールで重要なキャスターが長年の使用による磨耗で変形していました。
これでは引出しがスムーズに出し入れできなかったわけです。取替え後は、ご購入当時のとっても軽ぅーく、スムーズに出し入れできるようになりました。

今回のご修理費用は、スライドレール4セット分の金具代、取り付け作業費、出張費全て入れて税込9,000円でした。

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引き戸式の下駄箱の扉の鏡板が外れてしまったとのこで、ご修理依頼でお持込いただきました。

P1040003-200x300

扉枠の中にはめ込んであるルーバー状の板 (専門用語で鏡板といいます)が、外れてしまっています。

P1040002-200x300

扉裏面を見てみると、本来取り付いていなければならない「鏡板」を押さえ込んでおくための桟木が上下にしか取り付いていなく、左右には取り付けられていたあとがありません。これでは、「鏡板」が反ってしまい、外れるてしまうわけです。特に今回の扉の「鏡板」には、ルーバー状に見えるよう切込みを入れた板を使用してるわけですから、板が曲がってしまうのは当たり前のことです。

修理方法は簡単です。
「鏡板」を押さえ込んでおくための桟木を、扉裏面の左右に取り付ければよいのです。
修理に必要な道具は、① かなづち、② ポンチ、③ 針釘、④ 角材 の以上4点です。

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昭和初期の曲げ木椅子のご修理のためお預かりしてきました。

昭和初期、戦前の昭和16年に製作された曲げ木椅子とのことです。

曲げ木椅子と一緒に出てきた本箱の中に昭和16年の通知表などがあったので、同時期の椅子だというのがわかったのでした。修理箇所は脚のグラツキがあったので接合し直し修理でした。座面と前足の接合箇所がグラグラに緩んでいましたので、いったん脚を取外し、ネジ穴を埋め木した後、接着剤を入れて脚を取り付け直ししました。

その後、長年使用していなかったことにより木部本体に汚れがついていましたのできれいになるよう拭き掃除を行ないました。まずは驚きの汚れ落とし効果がある「ナチュラルクリーナー」を使用してみます。

「ナチュラルクリーナー」を直接木部の汚れに拭きかけ1分程度待ちます。
すると真黒な液がたれてきました。
きれいな布で拭き取ると布は真黒になりました。

「ナチュラルクリーナー」でも落ちない頑固な汚れに・・・・、
「オレンジリフォームクリーナー」を使用します。

「オレンジリフォームクリーナー」も木部の汚れに直接拭きつけ1分程度放置します。布地で拭き取ると真黒な汚れが付着しました。それでもまだ取れない汚れがありましたが、「オレンジリフォームクリーナー」を使用して何度も拭き取りを行なうと、塗装面を剥がしてしまう恐れがありますので2回ほど繰り返して止めました。多少の汚れは落ちなかったものの、お預かり当初に比べれば雲泥の差ほどきれいになりました。手編み座面籐シートの破れもないので、これでまたご使用いただけます。

今回使用した汚れ落とし「ナチュラルクリーナー」と「オレンジリフォームクリーナー」は業者用のプロ専門の汚れ落とし液です。安田屋家具店のインターネットショッピングモール「ぎふ楽市楽座」店にて好評販売中です。お求めは下記をクリックしてください。

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12月 5, 2010 · Posted in 家具お手入れ用品, その他の家具修理  
    

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