自分自身の記録として書き込んでいます。

9月7日
白木耳鼻科クリニックに行く。
今日は初めに点滴。その後聴覚検査。そして診察。
白木直也君が今回も診てくれた。

聴覚検査の結果、ほとんど変化はなかった。
検査表を見せて、よくある【突発性難聴】と比べると、人の会話レベルの音域のみが極端に数値が下がっているあまり例がないタイプと説明があった。いろいろな原因を疑ってみる必要があるので、一度MRI撮影で診てもらおうとなり、村上記念病院「脳神経外科 A教授」への紹介状を書いてもらい、予約を取ってもらった。

今回の【突発性難聴】は、50年生きてきた四代目が生まれて初めて経験することばかりが続きます。テレビでは見たことはあるものの、実際にMRI撮影するなんて思いもよらなかったことです。初体験に緊張します。
よく考えてみれば、30代半ばから今まで約15年前後、医者に通ったことはなかったし、生まれてこのかた病院というところに行ったことがないのです。風邪をひいたりした時は町のかかりつけ医院でしたからねぇ。

★点滴液

  • ソルデム3A輸液 200ml・・・1袋
  • ATP注20㎎「イセイ」・・・・・・・4管
  • 重ソー注7%「トーワ」20ml・・・2管
  • ビーカップ静注50㎎」20ml・・・1管
  • ハイミタン注30・・・・・・・・・・・・・1管
  • 注射用アルテージ20・・・・・・・・2管

★ 今回処方された薬剤は4日分

  • プレドニン錠5mg・・2錠
  • セルベックスカプセル50mg・・・1C
  • (後発医薬品)
  • アデホスコーワ顆粒10%・・・3g
  • メコバマイド錠500ug 0.5㎎・・・3錠
  • カルナクリン錠50・・・3錠

★費用

  • 再診料700円
  • 医学管理費2,500円
  • 検査費3,500円
  • 投薬費680円
  • 注射費2,060円
  • 処置費600円の合計10,040円の3割負担・・・3,010円
  • 調剤技術料1,120円
  • 薬学管理料450円
  • 薬剤料800円の合計2,370円の3割負担・・・740円

医学管理費は紹介状なのかなぁー。
しかし病気というのは、金食い虫ですね。
日本の医療費が膨大に膨れ上がる理由を垣間見た気がします。

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10月 16, 2010 · Posted in 四代目のつぶやき, 聴神経腫瘍闘病記  
    

自分自身の記録として書き込んでいます。

9月10日
岐阜市のM記念病院へMRI撮影診断に行く。
生まれて初めて大きな病院へ診察に行く。少し緊張気味。
脳神経外科 A教授の診療室に入る。
突然右耳が聞こえ難くなり突発性難聴という状況を説明する。
その後、MRI撮影室に行き順番を待つ。

下着姿になり、検査着に着替えて撮影室に入る。
入る前に耳栓をもらう。両耳に耳栓を入れる。
撮影時に大きな音がするそうです。

撮影室はひろーい部屋の中央に機器が置いてあった。
SF映画みたいです。

検査着に着替えて、MRI装置のベッドに仰向けに寝ます。このベッドは電磁波を発生させるガントリーと呼ばれる大きな円筒状の穴にスライドします。ガントリーは少し長いトンネル状で、そこに入ると、工事現場のような音が耳元で連続して聞こえます。寝台の上に乗って頭にカバーがセットされ、部屋の扉が閉められました。
徐々に寝台が機器の中に入っていきます。

しばらくするとガァガァガガーーと大きな音が出て、撮影がスタートしました。
音が止むと寝台がほんの少しづつ動いた後、トントントント、ガァガァガガーーと大きな音が出て撮影しているようです。この繰り返しを数回、およそ30分ほどで撮影が終了しました。

その後再び脳神経外科に戻り、A教授の診断です。
壁面には先程撮影した断層写真がズラズラッと写っていました。
A教授の顔を見ると、少々険しい顔つき・・・・。

えっえっーーーー!!!

A教授「ここに白い影がありますね。右耳の部分です。聴神経腫瘍です」

えっえっえーーーー!!!!  グワァーーーン!!!!

しゅ、しゅ、腫瘍~~~!!!

「方法は手術か、ガンマーナイフですね」

「腫瘍を取り除いたら元のように聞こえるようになるんですか」
「無理ですね」
「えっ、取り除いても聞こえるようにならないんですか・・・・」
「そうですね」

しばし沈黙・・・・・・・・・・・・・。

「来週、造影剤を入れてもう一度MRIを撮り、より詳しく見ましょう」

ということになり、またもや生まれて初めての体験をすることとなったのでした。

★今回のM記念病院での費用は、

  • 初診料(紹介状有り)・・・・・2,700円
  • 診療情報提供料・・・・・・・・2,500円
  • 画像診断管理加算・・・・・1,800円 コンピューター断層診断
  • コンピューター断層診断・・4,500円
  • 画像記録用フィルム(半切)7枚・・・15,320円の26,820円の3割負担・・・8,050円

画像記録用フィルムは結構高額なんですね。

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10月 19, 2010 · Posted in 四代目のつぶやき, 聴神経腫瘍闘病記  
    

自分自身の記録として書き込んでいます。

9月18日
岐阜市のM記念病院へ造影剤を入れてのMRI撮影診断に行く。
少し緊張気味。

MRI撮影室に行き順番を待つ。
下着姿になり、検査着に着替えて撮影室に入る。
看護婦さんが来て、造影剤の注射を行うとのこと。何されるのかなぁーー、不安。

右腕をゴムチューブで締め付け、静脈を浮き上がらせて、造影剤を静脈注射。普通の注射となんら変わりはなかった。その後、前回と同様にガントリーと呼ばれる大きな円筒状の穴にスライドして入っていきました。しばらくするとガァガァガガーーと大きな音が出て、撮影がスタートしました。音が止むと寝台がほんの少しづつ動いた後、トントントント、ガァガァガガーーと大きな音が出て撮影しているようです。この繰り返しを数回、およそ30分ほどで撮影が終了しました。

撮影後、脳神経外科 K教授の診療室に入る。
壁面には先程撮影した断層写真がズラズラッと写っていました。

「間違いなく聴神経腫瘍ですね」

前回のA教授とは違って、目を見て話してくれた。
目を見て話す医者が少ない中、ちょっと親近感を感じたK教授でした。

聴神経腫瘍について、模型を使用して詳しく説明してくれた。腫瘍の大きさは15ミリほどの大きさだそうです。
そして処置としては

  1. 経過観察
  2. ガンマナイフによる放射線治療
  3. 外科手術

聴神経腫瘍は両性の腫瘍であり、大きくなるスピードがとても遅いので、しばらく経過観察して様子を見る方法もあり、半年毎にMRI撮影で進行具合を確認する。大きくなるスピードが早ければ次の処置に移行する。

放射線治療として、ガンマナイフ治療がある。
放射線を腫瘍に当てて、腫瘍に栄養が行く道をふさいでしまい、腫瘍を小さくする。ただ腫瘍が完全になくなることはないとのこと。

最後に外科治療。
右耳の後に500円玉程度の大きさで頭蓋骨に穴を開け、直接腫瘍取り除く。これで腫瘍は完全になくなるとのこと。ただ腫瘍のコブには聴神経と顔面神経が張り付いているので、その神経を傷つけることなく取り除くことが必要とされる。また腫瘍は平衡感覚をつかさどる前庭神経から発生ているので、この神経は切ってしまうことになるとのこと。

えっえっーーー、なんか大変なことになってきました。

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11月 6, 2010 · Posted in 四代目のつぶやき, 聴神経腫瘍闘病記  
    

自分自身の記録として書き込んでいます。

9月25日
岐阜市のM記念病院へ聴音検査表を持って脳神経外科 K教授の診療室に入る。
少し緊張気味。

聴音検査表を見て「ほとんど聞こえてないですね」と一言。
右耳が聞こえ難くなってから、左耳が補っていたり、骨伝道で音を聞いていたりしてるんだと思うのですが、あまり右耳が聞こえないという感覚が少なくなっています。とはいうものの常に「シューー」という音は右耳でしていますし、右側で話している会話が数メートル後で話しているようで、会話の内容がわかりづらいと言うのは続いているのですが・・・。
もう一度外科手術について聞いてみると、手術時間は約5時間前後、手術後1週間程度で退院でしょうとのことでした。さらに腫瘍が発生した神経を1本切りますが、特段問題はありません。との説明でした。

頭蓋骨に穴あけて1週間で退院????、
神経1本切って問題ないのかなぁーー????

考えてみれば「聴神経腫瘍」のことについてまったく知識がなく、不安がめぐります。そこでK教授には「よく考えて結論を出しますが、いろいろな専門医にも見てもらいたいと嫁が言っておりますので、後日紹介状をお願いします」とお伝えした。今日までネット検索で調べまくった結果、今のところ東京中野にある「東京警察病院」の聴神経腫瘍専門医「河野道宏」先生に見ていただこうと決めていたので、河野先生当ての紹介状を書いていただき、MRI写真データーと一緒に後日取りに来ることにした。

★今回のM記念病院での費用は、

  • 外来診察料・・・・・・・・・・・・・・700円の3割負担・・・210円

次は、東京警察病院に予約して、「河野道宏」先生に診てもらい、最終判断をしようと考えています。どうなりますことやら。迷うよなぁーーー。だって初めて体にメスを入れるのですから・・・、それも頭蓋骨に穴開けるっていうことですから、どうしようかなぁーー。不安な毎日が続きます。

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11月 7, 2010 · Posted in 四代目のつぶやき, 聴神経腫瘍闘病記  
    

四代目の聴神経腫瘍手術前検査のために東京は中野、中野サンプラザ近くの東京警察病院に来ています。3泊4日の検査入院です。

朝一番に来ましたが、検査は午後からとのことです。

血液検査と腕から造影剤を注視してのMRI撮影だけのようです。造影剤を入れるので撮影後に昼食だそうで、4時位でしょうか。

夕食は6時なので、続けて食べることになるのでしょうか。今日は上記の検査のみなので時間を持て余しています。パソコンがあれば忙しく出来るのですが、病室では使用禁止なのでひたすら読書しかありません。暇だぁー、仕事がしたい。

病室は5階の519室。
ここから実況中継です。
四人部屋で、満室です。同じ階には、分娩室があり、時折出産したばかりの赤ちゃんの泣き声が聞こえます。

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1月 12, 2011 · Posted in 四代目のつぶやき, 聴神経腫瘍闘病記  
    

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