漆は中国で古くから発達をみましたが、日本でも縄文時代から始まり、奈良・平安・鎌倉・室町と時代を経るごとに発達し、江戸時代に開花をみました。螺鈿、蒔絵などの加飾技術が発達し、その優美なことから世界では漆器のことを「ジャパン」と呼ぶようになりました。
 漆の樹液は始め乳白色で、空気にふれると主成分ウルシオールが酸化してすぐに黒変します。漆の成分の約85%がなぞとされ、ウルシオール、水分、ゴム質等を含んでいます。
水分を与えると乾燥し、水分を除くと乾燥しないという不思議な性質があります。一旦硬化すると耐水性に富み、酸やアルカリに強く、電気をはねつける要素も持ち、生きた塗料・神秘の塗料といわれ外国ではゴールドラッカーと呼ばれています。漆は250年以上の凝固性があります。
 しかしこの素晴らしい漆(漆芸)も現代では、何年も寝かすという工法に時間がかかる、合理性がない等の理由で職人が少なくなり絶滅にひんしています。
 漆(漆芸)の深い味わいを知っていただきたく、漆たんすを中心に各種の家具調度品をご紹介いたします。

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2月 12, 2009 · Posted in 商品紹介, たんす  
    

日本国産 (高松)

材料 本体・・タモ無垢材、引出し・・総桐無垢材
塗装 植物系オイル仕上
サイズ W:700×D:460×H:890

税込価格 128,000 円

サイズオーダー、カラーオーダーできます。

 

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2月 12, 2009 · Posted in 商品紹介, たんす, インテリア雑貨, その他  
    

 お寺のご住職より、先代ご住職が描かれた日本画の下絵を収納・保存するたんすに関してご相談がありました。

 下絵の枚数はおよそ5,000枚あるようです。

 丸めて保管するのではなく、一枚一枚広げた状態での収納をご希望されました。

 そこで収納・保管、特に保管することについて、材質的に総桐を使用した総桐たんすをご提案しました。

 総桐たんすといっても、収納する紙一枚の長さが約130センチほどあるようなので、引き出しの内寸法を140センチと、一般的な桐たんすよりも横長のたんすとなります。

 花鳥風月というように、下絵の種類に分けて収納できるように10杯の引き出しにしました。

 さらに収納整理が分かりやすいように、引き出し前板部分にネームプレート入れを取り付けました。

 

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1月 9, 2010 · Posted in 商品紹介, たんす  
    

総桐で作った押入れたんすのご紹介です。

材質は本体・引出しともに全て桐無垢材を使用し、仕上げは桐たんすと同じ「トノ粉」仕上げです。

サイズは横幅700、奥行600、高さ710㎜です。
台輪の下にキャスターを取り付けれるようになっています。
キャスターを取り付けずに使用される場合の高さは690㎜となります。
また台輪を40㎜までカットすることができますので、最小高650㎜にすることもできます。台輪カットは別途費用が必要となります。台輪カットをご希望の方はお気軽にメールにてご指示ください。

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8月 2, 2010 · Posted in 商品紹介, たんす  
    

 安田屋家具店のオリジナルデザインとしてお客様にご提案いたしました和家具が仕上がってきました。お部屋の細々とした雑貨を収納することを希望されましたので、小引出し、大引出し、扉収納といろんな大きさのものを整理整頓できるような機能的なデザインとしました。

 材質は全て「黄肌(キハダ)」無垢材を使用しています。合板などは一切使用していません。仕上げは本漆塗り仕上げです。漆が塗り上がったばかりの状態なので色がまだ濃色です。本漆の特徴として年数の経過とともに色が透ける(薄くなってくる)ので、木目が今以上に浮き出てきて味わい深い雰囲気をかもし出すようになります。引出し部分は「横目」、開き扉部分は「縦目」を使用していますので、木目の方向によって色の変化が出ています。これもデザインの一つとしました。

 サイズは横幅720×奥行315×高さ810㎜

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8月 19, 2011 · Posted in たんす, 和家具  
    

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