食堂椅子木部の塗り替え修理を行っています。

一般的なデザインの椅子です。15年ほど前にご購入されたようで、塗装面の劣化が激しく、いつもの表面を少し削ってから再塗装を行う仕上げでは、前の塗装が木部からはがれ、再塗装面も一緒に剥がれることが考えられます。そのため現在の塗装を全て削り落とさなければなりません。この作業が一番大変なんです・・・・。そしてやっと全ての塗装を削り落とし、木地状態にしました。

 

つっかれたぁーーーー!!!  努力の結果です

 再塗装前です

1脚ここまでするのに約5時間ほどかかりました。(途中休憩を入れて・・・)
この後、再塗装を行います。塗装は吹き付け塗装を行いますのでそれほど難しいものではありません。

 

よくお客様自身で塗り直し作業をされるのを聞きます。ホームセンターで塗料も売っていますので、簡単な作業に思えるんですね。

 

ここで一つアドバイスを・・・。塗る前にサンドペーパーで、塗装面全てを削るというか、表面にキズをつける必要があります。キズといっても目の細かいサンドペーパーで削る傷ですので眼に見えるものではありません。こうすることで再塗装用の塗料を塗ると細かいキズに絡み塗装が剥がれなくなります。この作業を行わずに直接塗装の上に塗装をしてしまうので、塗装がくっつかず日数の経過とともにペリペリとめくれてしまうのであります。こうなってしまった状態で「なんとかしてぇーーー、安田屋家具店さん」とお電話を頂くことがよくありますが、こうなってしまうと何もされない状態で塗り直しをするよりも大変な作業となってしまい、修理費用も高くついてしまいます。

 

素人は素人です。もちは餅屋に任せましょう。塗装は塗師屋さんに任せましょう。その方がきっとお安くできるはずです。

 

 

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