美殿町では、商店主達が月に一度集まる「講(こう)」という習慣があります。「講(こう)」とは、無尽(むじん)とは日本の金融の 一形態で、複数の個人や法人等 が講等の組織に加盟 して、一定又は変動した金品を定期又は不定期に講等に対して払い込み、利息の額で競合う競りや抽選によって金品の給付を 受けるということです。

美殿町で「講(こう)」が始まったのは、恐らく先々代の頃ではないかと思います。現代のようにサラ金やキャッシングなどというものがなく、お金を借りるのは銀行しかありませんでした。銀行で借りる場合は審査に時間がかかってすぐに現金が必要な時に間に合いません。そのため商店主が毎月集まり、毎月講金を出資し、その月に現金が必要な人が競り落とすという方式で、商店主相互扶助的な考えでした。

美殿町にでは現在3世代の「講(こう)」があります。

・青陽会・・・年齢70歳以上の先代の商店主世代

・美友会・・・年齢50歳~60歳前後の現在の商店主世代

・美翔会・・・年齢30歳~50歳の現在の商店主の息子世代

この中で四代目が所属しているのは、毎月20日に開催している「美友会」と、その後の世代を育成するために四代目が立ち上げた毎月6日に開催している「美翔会」の二つです。

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7月 2, 2010 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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