四国・高松は、漆工芸の産地でもあります。
象谷塗(ぞうこくぬり)、後藤塗(ごとうぬり)、蒟醬(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)という多くの技法を持つ漆芸王国です。

そんな高松から象谷塗の商品が入荷してきました。

安田屋家具店が高松の漆器を扱うのは、高松が家具産地であり、家具展示仕入れ会に赴く時に一緒に購入できるからです。家具と漆器、木地を使用することでは同じ部分があります。さらに高松は座卓の産地でもあり今も継続していますが、各工場とも時代の流れとともに製作する商品も変化していっています。

今回の仕入先は昔からお世話になっている漆器屋さんです。
久しぶりのお取引となってしまいました。
巷に出ている商品よりも良いものが欲しいと思い連絡をしたところ、「昨今ではそんな手の込んだいい商品は出ませんよ」と言われてしまいました。しかし巷に出ているものと同じものを扱っていてはダメですので、昔のように手の込んだ、通常よりも3工程も5工程も多くした良い商品を作って欲しいと頼み込みました。すると漆器屋さんから「ちょっと替わります」と言われ、電話口に出たのがなんと安田屋家具店がながぁーーく取引している座卓屋さんの社長でした。「安田屋さん、最近注文がないねぇー」と言われてしまいました。さらに続けて「漆器屋さん困らしたらいけんよ、まっ私からも頼んでみるけど」と言ってくれました。この漆器屋さんと座卓屋さんの社長は仲の良い友達だそうです。そんなこんなで入荷してきた商品です。

今回は「象谷塗」の銘々皿と茶托と尺盆の3種類です。
その中で今日は尺盆をご紹介します。

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
4月 21, 2012 · Posted in 商品紹介, インテリア雑貨  
    

Verified by MonsterInsights