4月7日、8日の二日間、安田屋家具店が立地する美殿町通りにて「第16回美殿町春祭 ~キモノマーケットと懐かしい国産車の集い~」を開催しました。このイベント、企画、準備、設営、運営、記録、会計、諸手続きとほぼ全てのことを四代目一人で行なっています。1月からこの日まで、大忙しでした。ここ最近は「おふとんのお店 すずきや」の若旦那が手伝ってくれていますので大助かりですが、全てを任しきれるまでには至っていないので、もう少しガンバッテ欲しいと思っています。

普段の美殿町通りとはうって変わって、人、人、人で通りが端から端まで途切れることなく人でいっぱいです。毎日がこんな状態であったら・・・・・・、そうなるまでがんばるしかありません。

「美殿町春祭」の横断幕がかかっている反対側の岐阜市の中心地「柳ヶ瀬」からも続々と人が美殿町に流れ込んできます。

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4月 11, 2012 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

カリモク製のクラシックデザインのダイニングチェアーの張替えが完了した。

張りかえる前の写真を取り忘れたため、ビフォー・アフターの写真でのご紹介ができず申し訳ありません。張替え前は、この椅子が生産された当時流行っていた黄金色のビロード生地の花柄織り、いわゆる金華山織生地でした。

張替え用の布地も同じような金華山織生地を使用した。なかなかの仕上がり具合です。

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4月 13, 2012 · Posted in 椅子張替え  
    

お客様宅へ家具を配達した際、お客様宅のお庭で春の芽吹きを見ました。

固い樹木の中から、新芽が芽吹いています。
どうやって固い樹木を破れるのだろう。
生命って、ほんと不思議です。

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4月 15, 2012 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

四国・高松は、漆工芸の産地でもあります。
象谷塗(ぞうこくぬり)、後藤塗(ごとうぬり)、蒟醬(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)という多くの技法を持つ漆芸王国です。

そんな高松から象谷塗の商品が入荷してきました。

安田屋家具店が高松の漆器を扱うのは、高松が家具産地であり、家具展示仕入れ会に赴く時に一緒に購入できるからです。家具と漆器、木地を使用することでは同じ部分があります。さらに高松は座卓の産地でもあり今も継続していますが、各工場とも時代の流れとともに製作する商品も変化していっています。

今回の仕入先は昔からお世話になっている漆器屋さんです。
久しぶりのお取引となってしまいました。
巷に出ている商品よりも良いものが欲しいと思い連絡をしたところ、「昨今ではそんな手の込んだいい商品は出ませんよ」と言われてしまいました。しかし巷に出ているものと同じものを扱っていてはダメですので、昔のように手の込んだ、通常よりも3工程も5工程も多くした良い商品を作って欲しいと頼み込みました。すると漆器屋さんから「ちょっと替わります」と言われ、電話口に出たのがなんと安田屋家具店がながぁーーく取引している座卓屋さんの社長でした。「安田屋さん、最近注文がないねぇー」と言われてしまいました。さらに続けて「漆器屋さん困らしたらいけんよ、まっ私からも頼んでみるけど」と言ってくれました。この漆器屋さんと座卓屋さんの社長は仲の良い友達だそうです。そんなこんなで入荷してきた商品です。

今回は「象谷塗」の銘々皿と茶托と尺盆の3種類です。
その中で今日は尺盆をご紹介します。

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4月 21, 2012 · Posted in 商品紹介, インテリア雑貨  
    

一昨日まで3日間「象谷塗」商品として、尺盆、銘々皿、茶托をご紹介いたしました。
ここで「象谷塗」の製造工程についてもう少し詳しくご紹介します。

【 象谷塗ができるまで 】

木固め
材料である栃の樹をくりぬいた白木地に生の漆だけを使い塗り込んで行きます。
これにより木固めを行います。
これから行う全ての工程の基となる、たいへん重要な作業で す。

木地研ぎ
ロクロを使い木地を研ぎつけていきます。
この作業により、表面をなめらかにすると同時に、次の塗りとの接着具合を良くする効果もあります。漆器を造る場合 の研ぎには、水と耐水研ぎペ-パ-を使った水研ぎを多用します。何回も塗り重ねる場合などには、塗りと塗りの工程の間に、この水研ぎの工程が入ります。
例 えば5回塗り重ねる場合には、水研ぎが塗りと塗りの間に4回入ります。
この水研ぎに使う耐水ペ-パ-は、工程が進むにつれて 表面が粗いペ-パ-から細かいペ-パ-へと使い分けて行きます。

塗り重ね
ふたたび生漆だけを使い数回塗り重ねを行います。
塗りと塗りの間には水研ぎの工程が入ります。漆は1回塗ると1日は乾きません。
つまり5回塗り重ねる場合 は最低5日以上の日数を必要とします。
また、塗りを入れた後は、その表面がしっかりと乾いてから次の工程へ進むことが重要となります。

塗り込み
生漆を接着剤代わりにして、まこもと呼ばれる黒い粉末(川辺に自生するコモガヤの一種で、黒い実の部分を磨りおろして、黒い粉末にします。おもに漢方薬な どに使われています。)を塗り込みます。
象谷塗りは、この黒い粉末が木地の渦文様の中に入り込み、渋味のある黒色のツヤを生み出します。
漆は基本的には耐 水性を増すための塗料として使われてきましたが、時にはニカワや餅米と混ぜて、接着剤代わりに使用することもあります。先人たちは、漆を万能塗料として 使っていたようです。

ツヤだし
ふたたび、ロクロを使って表面を研ぎつけた後、生漆を使ってツヤを付けて行きます。
この工程が渋味のある黒色半ツヤの基になります。
このツヤ付けの工程 は、奥深いツヤを出すために、数回に分けて少しずつ行います。
2~3回でツヤを付けてしまうと、表面だけからはツヤが出ますが、器物の奥からの重みのある ツヤは出てきません。
漆独特の奥深いツヤは、この工程を数回に分けて行うことで生まれてくるのです。
漆器を造る場合は、決して急がないことです。

上塗り
渕の部分を研ぎつけた後、渕に黒漆で中塗りを入れます。
(中塗りとは、仕上げ塗りを入れる前に行う、下塗りのことです)
もう一度、渕部分を研ぎつけて黒 漆で上塗りを入れます。
(上塗りとは仕上げ塗りのことです)
渕が塗り上がったら、最後に生漆を使い全体のツヤを整えて完成となります。
日数として30~35日で仕上がります。

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4月 27, 2012 · Posted in 商品紹介, インテリア雑貨  
    

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