四代目独力では取り外すことができなかったバーカウンターチェアーの背面。そこで安田屋家具店専属の椅子張り職人工房に持ち込んだのでした。椅子は業務用椅子工場の「ADAL」の商品でした。

職人に現状を説明して、取り外す方法を聞いてみた。職人曰く「工場によっていろんな取付け方がしてあり統一した方法ではないので、その都度丹念に調べる必要があるんだな。ただどれも単純な方法でしか取り付けてないので、難しい理屈ではないけどね」

外見を二人で見まわしたり、椅子本体フレームと背面材の間にマイナスドライバーを入れて引き離そうと試みるも、いずれも取り外すことはできなかった。

ひょっとして、背面を接着剤で張り付けてしまってあるのか??。いや、背面を接着剤だけで張り付けるのは耐久性が低いので行わないはず。絶対に引っ掛けて止めてあるはず。

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11月 17, 2017 · Posted in 未分類  
    

11月に入ってから以前購入していただいたお客様からのご用命が入ってくるようになりました。いずれも15年ほど前に安田屋家具店にてご購入いただいた飲食店や医院のお客様で、買い替えや修理のタイミングが重なる年回りとなったのでしょうか。

今回は15年ほど前にご購入いただいたバーカウンターチェアーです。長年の使用で表面の合成皮革(ビニールレザー)が破れてしまったので張替ができないかとのご相談です。椅子は業務用家具工場である「ADAL」の商品でした。センスのいいデザインの椅子を作り続けている大阪の工場です。

椅子を確認すると、表面の合成皮革(ビニールレザー)の破れよりも背面・座面ともに中身のウレタン材が経年劣化で粉になってしまい、ほぼ全て一か所に集まってしまっています。背面も座面もクッション材の無い板張りと同じ状態になっています。背面も座面も中身ウレタン材を新しく作り直さなければなりません。

四代目は背面の形状を見て、どうやって椅子本体のフレーム枠から取り外せばよいかと考えるのでした。

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11月 15, 2017 · Posted in その他の家具修理  
    

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