アングル丁番金具「15-11.5」というとても珍しいサイズの金具破損修理に関してのお問合せがあった。

H市シルバー人材センターで市民のお客様からちょっとしたことでのご相談を受け、修理などを行なっている者です。今般、食器戸棚の蝶番の修理交換の依頼を受け、現物を見たところアングル蝶番金具でかなり前のものらしいことが分かりました。
記号は「15-11.5」となっています。安田屋家具店のホームページで拝見したところ該当番号はありませんでした。また安田屋家具店ホームページに掲載されている「アングル丁番金具詳細サイズ表」で、金具の各サイズを計測したところ、扉側が15、家具本体側が11.5㎜でした。このサイズの在庫がありましたらお知らせいただきたいと思います。全部で12個必要です。また在庫切れのようでしたらそれに代わる品物がありましたらご紹介下さい。よろしくお願いします。

安田屋家具店からの返信
残念ながら「15-11.5」サイズの金具はすでに製造中止で現存していません。現在現存している金具サイズとしては「15-20」「16-15」がありますが、扉側のサイズが20㎜、15㎜と11.5㎜よりもかなり大きいので、取替えた場合、扉の開閉に支障が出ますので、代替金具としてはご使用できません。

このような扉厚 15mm、 側板厚 11.5mmの現存していないアングル扉蝶番金具の修理法方としては、全てのアングル丁番金具を現在主流の「スライド蝶番金具」に取り替える方法となります。ただし金具を扉に取り付ける 穴あけ加工、またどのタイプのスライド蝶番を使用するか、本体への金具取り付けなどに関して、家具専門店でないと難しいと思います。一般的な街の家具屋さ んであれば、修理可能かと思います。

当店でもこのような修理ケースは多く、お客様宅から扉をお預かりして扉の穴あけ加工を行い、スライド蝶番金具を取り付 けた後、お客様宅で扉を取り付ける修理を行っています。したがいまして、ご自宅界隈の昔から続いている小規模な家具店、もしくは家具修理専門店にご相談されるとよろしいかと思います。アングル丁番金具をスライド丁番金具に取り替える修理内容はそれほど難しいもの ではありませんので、当店でもよく行なう修理方法です。ご参考になれば幸いです。

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10月 11, 2013 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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