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聴神経腫瘍 2年前の3月20日

ちょうど2年前、四代目に見つかった「聴神経腫瘍」の摘出手術を東京警察病院 河野先生の執刀で行なわれたのでした。時が経つのは本当に早いもので、あれから2年が経過し、いまは手術前となんら替わらない生活に戻り、元気で仕事に取り組んでいます。手術側の右耳が失聴したので、ざわついた場所での会話や、右側から声をかけられたときには聞きずらいか、まったく聞こえない状態ですが、それ以外はふらつきやめまい、顔面麻痺もなく、普通に生活しています。聞きづらいといっても、まったく聞こえないわけでもなく、普通に手術前と同様の会話は成立していますし、人の話も聞こえていますので、なんら不自由は感じません。

ちょうど2年が経過したので、時系列に合わせて東京警察病院にて2011年に行なわれた四代目自身の手術体験記を再掲載しようと思います。今、聴神経腫瘍で大きな不安を抱えておられる方々の一助となれば幸いです。

河野道宏先生は、2013年4月から東京医科大学に主任教授として異動されます。そのため4月以降の手術などの詳しい情報は河野先生のホームページでご確認ください。【脳神経外科医 河野道宏先生のホームページ】

3月20日 手術後17日目

6時起床



 10時40分、担当医が来てくれた。順調な回復振りに笑顔があふれていた。手術後、視力が変化したようだと伝えると眼科での視力検査を検討してみると言った。左右の黒目の大きさの違いを伝えると徐々に治っていくので問題ないらしい。また縫合傷周りの感覚が鈍いことを伝えると、回復までに半年程度かかると言われ安堵する。

 現在の縫合傷周りの感覚は、正座してしびれた脚を触ったときの感覚に似ている。自分の皮膚であって自分の皮膚で無い感触。痛みはまったく無い。

 担当医と入れ替わって河野先生が病室に来られた。縫合傷部分を見られて順調な治りを確認されてから「昨日の誕生日おめでとう」と言われた。照れくさかった。

 昼食後の1時、全身シャワー。洗髪を行うものの怖くて縫合傷部分はまだ触れない。その他の部分をシャンプーして傷部分は流すだけにした。触っても感覚は無いもののまだ怖い。全身シャワー後、下着を着替えさっぱりとする。

 下界では連休二日目。この日も病院内は静まりかえり、外来・検査などは明日まで休み。特にすることは無い。ゆったりと回復に専念する。

 【退院】まであと数日。

 今日一日過ごしたコーディネートです。
 頭の傷口が見えないようにニット帽をかぶっていました。

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3月 20, 2013 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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