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山形の田村の本棚の蝶番

奈良市のNさまから丁番金具についてのお問合せがあった。
本棚の丁番(添付)同等品探しております。約30年前のもので特別清算した山形の田村という家具製造会社のものです。金具の刻印型式 AS-1 あるいは AS-Iで、サイズは「扉側 15mm 家具測板 24mm」 でした。破損はしていますが丁番の現物を送付した方がよろしければご連絡いただければ送付致します。

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安田屋家具店からの返信 色々調べた結果、同じ工場の同じ金具は古い金具屋さんの在庫にも見つからず、残念ながら現存していないようです。ただ同じような金具の旧タイプがありましたのでサイズを確認しましたら、残念ながら代替できないサイズでした。したがいまして現在と同じアングル丁番金具での金具取替えはできないこととなります。

金具が現存していない場合の修理方法は、現在主流のスライド丁番金具に取り替えることによって修理が可能となります。ただ「アングル丁番金具」から「スライド丁番金 具」に取り替えるという方法は、扉の丁番金具を全て取り替える必要と、扉に金具を取り付けるために彫り込んで あるカップの大きさが違いますので、彫り直しをしなくてはなりません。

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またどのタイプのスライド丁番金具を使用するか、取付方法についても専門的な知識と技術が必要になります。お客様自身での取替えは難しいので、そこはプロに任せた方が修理費用は安価で、確実に修理できるのでお勧めします。

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そのためには、ご自宅界隈の昔から続いている小規模な家具店、もしくは家具修理専門店にご相談され るとよろしいかと思います。アングル丁番金具をスライド丁番金具に取り替える修理内容はそれほど難しいものではありませんので、当店でもよく行なう修理方法です。ただし今主流のインテリアショップでは修理不可能ですが、昔から続いている街の家具屋さんであれば、当然修理方法は知っておりますので、ご相談されれば「アングル丁番金具」を「スライド丁番金具」に取り替 えることはできるものと思います。ご参考になれば幸いです。

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3月 25, 2014 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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