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イームズ シェルチェアー修理

デザイナーファニチャーの代表的な一つでもある「イームズ シェルチェアー」
名古屋のお客様から、脚が外れてしまったとのことで修理ができるかどうか見て欲しいとご連絡があった。どんな状況なのか見に行くことにした。

名古屋の中心地、名古屋科学館の近くだったので、今日は破損状況を確認するだけなので、車で行くよりも電車で行ったほうが時間的に早いと考えた。車で行くと片道1時間以上かかってしまう。電車だと30分~40分で到着します。時は金なりです。

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お客様宅に行くと丁寧に梱包されていた。
どんな状況なのか見るために厳重な梱包を解いてみた。

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イームズシェルチェアーの本体と、取り外された金属脚があった。脚を取り付けるネジがないのと金属の脚が1本、溶接部分で外れてしまっていた。

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想い出の椅子なのでどうしても修理して欲しいとのことで、椅子を安田屋家具店に持ち帰ることにした。

車で訪問していればなんてことは無いのですが、今回は電車での訪問。迷った四代目でしたが、再訪問も手間が掛かるので、解いた梱包を再びし直して、梱包された「イームズ シェルチェアー」を抱えて待ちかえることにした。お客様には「車を近くの駐車場に止めてあるのでそこまで抱えて持って行きます」と言って玄関を出たのでした。

大きな梱包を抱きかかえて名古屋の中心街を歩くのは、少々気恥ずかしかった。地下鉄東山線の栄駅からシェルチェアーを抱えたまま地下鉄に乗り、JR名古屋駅で東海道線に乗り換え岐阜駅まで。岐阜駅からは徒歩で約15分。安田屋家具店までシェルチェアーを抱えたままの道中でした。

重かったし、気恥ずかしかったぁーー!!

安田屋家具店に戻ってからじっくりと観察。
シェルチェアー裏側の樹脂面には・・・・、

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「HERMAN MILLER」の刻印があった。ジェネリック商品ではなく、正真正銘本物の椅子です。

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さて溶接部分が外れた脚をどうやって接合するかです。磁石を付けてみると金属の脚にくっつきます。ということは鉄製です。鉄工所ならば溶接してくれるだろうと思い、以前、イタリア高級家具メーカーBONACINA(ボナチナ)の椅子修理時にお世話になった鉄工所に連絡。すると快く引き受けてくれた。

さて後はネジとワッシャーを探すだけです。

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10月 11, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

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