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NOEMA金具完売

ムラコシ精工が、その昔製作していた「NOEMA」刻印の金具についてお問い合わせがあった。

安田屋家具店さんのホームページを拝見し同じような事例がありましたので問い合わせさせていただきました。Noemaの丁番金具で型番MD30-5Aを探してます。食器戸棚の扉に使用している金具で3カ所の内、最上部が破損し扉を開くと下にずれてしまい困っております。

代替部品でもございましたらお願いしたいと思っております。補足ですが、金具の型番は片側がMD30-5Aで、もう片方がMD30-301でした。わかりずらい説明でお手数をおかけしますがよろしくお願いします。お忙しいところ申し訳ありません。

安田屋家具店からの返信
NOEMA金具ですが、添付した写真の金具でしょうか。

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添付した写真の金具であれば1個のみ在庫がございます。詳細なサイズを測りましたので、破損した金具と比べて下さい。

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この金具と同じであれば、残念ながらすでにこの金具はかなり以前に生産中止となっています。さらにその後の代替金具も生産中止となりました。さらにさらに金具の金型もすでに廃棄してしまったため、今後生産はできないとのことです。

ところが現在安田屋家具店には、最後の1個だけ残っております。金具屋さんの倉庫の奥の奥にホコリを被っていたこの金具を見つけた時に20個くらいあったのですべて四代目が買い求めました。あれから半年くらい経過した今、たった1個だけ残っております。なので、同じ金具であれば簡単に取替が出来ますから、お早めにご連絡下さい。

尚、添付写真と違う金具であれば金具の写真をお送り下さい。代替金具があるか調べてみます。

同じ金具ではなく、さらに代替金具が無い場合は、現在主流の「スライド丁番金具」に取り替えることによって修理が可能となります。ただ「スライド丁番金具」に取り替えるという方法は、扉の丁番金具を全て取り替える必要と、扉に金具を取り付けるために彫り込んで あるカップの大きさが違いますので、彫り直しをしなくてはなりません。

またどのタイプのスライド丁番金具を使用するか、取付方法についても専門的な知識と技術が必要になります。お客様自身での取替えは難しいので、そこはプロに任せた方が修理費用は安価で、確実に修理できるのでお勧めします。

そのためには、ご自宅界隈の昔から続いている小規模な家具店、もしくは家具修理専門店にご相談され るとよろしいかと思います。「スライド丁番金具」に取り替える修理内容はそれほど難しいものではありませんので、当店でもよく行なう修理方法です。ただし今主流のインテリアショップでは修理不可能ですが、昔から続いている街の家具屋さんであれば、当然修理方法は知っておりますので、ご相談されれば「アングル丁番金具」を「スライド丁番金具」に取り替 えることはできるものと思います。ご参考になれば幸いです。

「家具修理」で検索されるとご自宅近くの家具修理店に行き着くと思います。お役に立てる情報であれば幸いです。

【追加情報】
今回の記事でご紹介した「NOEMA」刻印の代替金具は、2015年11月22日に完売しました。工場での生産もしていません。したがって現存しておりませんので、「スライド丁番金具」への取替修理となります。ご了承下さい。

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11月 23, 2015 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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