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giroflex64 キャスター取替

お預かりしている高級事務椅子「giroflex64」(ジロフレックス)のキャスター取換修理ですが、キャスターは金属製の脚にズボッと差し込んであるタイプなので、脚とキャスター部品の隙間にマイナスドライバーを差し込んで下に押し下げます。

その後はキャスターを手でつかんで、強く引っ張り、金属脚の穴から抜きます。かなり強い力で抜く必要があります。最初はピクリとも動かないので、少し左右にキャスターを動かしながら引っ張りぬきます。

途中から抜く力がスッと軽くなり、一気にスポッと抜けます。

キャスター部品のピン上部にワッシャーが付いていて、その部分が金属脚の穴の中のへこみ部分にはまり抜けないようになっている構造のようです。

5個のキャスターを抜くのにかなりの力を要しました。といっても5分程度で全部抜き取ることはできました。

新しいキャスターは注文して2週間ほどで入荷してきました。事務機器会社のプラスのような大きな会社になると納品に時間がかかるのが「玉に瑕(タマニキズ)」ですね。

写真上が古い破損したキャスターです。下が取り換えるための新しいキャスターです。見比べてみます。

車輪の部分が大きく違っています。破損の原因となった床面保護のためのゴム材が新しいキャスターにはついていなくて、樹脂製車輪となっていました。

新しいキャスターを取付けるのはとっても簡単でした。金属脚の穴にキャスター上部の金属ピンを差し込み、車輪部分を強く握った状態でまっすぐ押し込むだけです。

簡単に入るキャスターと、なかなか入らなくて途中で止まってしまうキャスターがありました。金属ピンと穴の中のへこみ部分の相性が悪いのでしょうね。そんな入りにくいキャスターは、穴に対してまっすぐの状態で強く押し続けると少しずつ入っていきます。

金属脚とキャスター部品が密着するまで穴に押し込みます。隙間が空いていると椅子設置時にガタついたりキャスター部品の破損につながりますので、5か所とも全て脚とキャスター部品が密着していることを確認してください。

今回の修理費用は、キャスター5個と引取・お届・取替作業費すべて含めて税込合計8,000円でした。

定価12万円近い椅子なので、修理費用は安価ですが、事務回転椅子は安価な輸入品が多く出回っていて、1脚1万円以下の商品もありますので、そのような安価な商品にとっては高い修理費用となってしまいます。

安価な商品は修理ができたとしても費用的に買い替えるのと同じようになってしまうので使い捨て家具となります。

古人曰く「安物買いの銭失い」
肝に銘じましょう。

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11月 13, 2017 · Posted in 未分類  
    

Comments

One Response to “giroflex64 キャスター取替”

  1. フジオ マサキ on 4月 9th, 2023 12:56 PM

    安田屋家具店 様
    初めまして、私はフジオと申します。
    この度、ご連絡させていただいたのは、少し古い椅子ジロフレックス(JOIFA309)のキャスターが経年劣化で破損していて、自分で交換したいと思っていまして、このキャスター(5個)ってありますか?

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