2015年10月に安田屋家具店オンラインショップを運営会社BASEを利用してオープンしました。最初の記念すべきご注文は10月19日に福井県越前市のM様からの丁番でした。誠にありがとうございます。
オープンしてから4年と10か月の今年2019年8月18日時点のオンラインショップでの売上総額が1千万円を突破しました。送料が含まれていない金額なので、送料を含めた金額ではもっと以前に突破していたんだと思います。
安田屋家具店がインターネットを使用して販売を開始したのは、2008年11月に岐阜聖徳学園大学 経済情報学部 河野公洋教授のご協力により、安田屋家具店が立地する美殿町商店街と岐阜聖徳学園大学、そして岐阜市の3者による産官学がタッグを組んで作った独自のインターネットショッピングモール「ぎふ楽市楽座」に参加したことでした。
当時ネットショップに参加するには楽天か、yahooなどの大手ショッピングモールに出店するしか方法がありませんでした。でも費用が高く出店を躊躇していたのでした。
そんな時に河野公洋教授に出会い、毎月5,000円程度の費用で出店できる独自のインターネットショッピングモールの立ち上げを提案いただき、即座に参加を決定したのでした。
「ぎふ楽市楽座」を設立して7年が経過すると参加30店舗の内、2店舗程度しか売り上げを作っていませんでした。何度も勉強会を四代目が開いたり、売るためにホームページを利用した情報発信がいかに需要であるかなどをアドバイスしましたが、売る気がないのか、売るつもりがないのか、ほとんど何もしない店舗ばかりでした。
一番の売上店は、参加店を引っ張る立場にあった四代目の安田屋家具店でした。毎月20万円程度の売上を作り、20万円近い高額商品も売ることができました。そして何よりも自分たちで作ったネットショッピングモールなので、自由度が高かった。
さらに毎月の経費、売上手数料が安価で利益率がよかったのでした。
しかし多くの参加店はホームページの更新はしない、商品掲載をしない等、インターネットで販売することにまったく努力しなかったのです。そのため泣く泣く四代目は設立7年目に解散を決意したのでした。
2015年前後にネットショップ環境が大きく変化し、売上手数料のみで毎月の経費は0円なるネットショップ作成会社が現れたのでした。そんな中の一つ「BASE」に安田屋家具店オンラインショップをオープンさせることにした四代目でした。
ぎふ楽市楽座参加店にも「BASE」への移行を説明し勧めたのですが、2~3店舗が移行した程度でした。
実践しながらネットショップでの売上を作る方法を常に考えながら、お客様の欲求している商品を探り当て、掲載することを継続したことが1千万円を突破することにつながったのです。
amazonや楽天に出店している店舗にとっての1千万円は、あっという間に日々突破していることでしょうが、小さな町の家具屋にとっては大きな金額なんです。中国のネットショップ「アリババ」の11月11日の「独身の日セール」で1千万円突破は0.数秒で突破するんでしょうね。規模が違いすぎてすごさが実感できん。
なにはともあれ今後も安田屋家具店オンラインショップをよろしくお願いします。