自分自身の記録として書き込んでいます。
9月18日
岐阜市のM記念病院へ造影剤を入れてのMRI撮影診断に行く。
少し緊張気味。
MRI撮影室に行き順番を待つ。
下着姿になり、検査着に着替えて撮影室に入る。
看護婦さんが来て、造影剤の注射を行うとのこと。何されるのかなぁーー、不安。
右腕をゴムチューブで締め付け、静脈を浮き上がらせて、造影剤を静脈注射。普通の注射となんら変わりはなかった。その後、前回と同様にガントリーと呼ばれる大きな円筒状の穴にスライドして入っていきました。しばらくするとガァガァガガーーと大きな音が出て、撮影がスタートしました。音が止むと寝台がほんの少しづつ動いた後、トントントント、ガァガァガガーーと大きな音が出て撮影しているようです。この繰り返しを数回、およそ30分ほどで撮影が終了しました。
撮影後、脳神経外科 K教授の診療室に入る。
壁面には先程撮影した断層写真がズラズラッと写っていました。
「間違いなく聴神経腫瘍ですね」
前回のA教授とは違って、目を見て話してくれた。
目を見て話す医者が少ない中、ちょっと親近感を感じたK教授でした。
聴神経腫瘍について、模型を使用して詳しく説明してくれた。腫瘍の大きさは15ミリほどの大きさだそうです。
そして処置としては
- 経過観察
- ガンマナイフによる放射線治療
- 外科手術
聴神経腫瘍は両性の腫瘍であり、大きくなるスピードがとても遅いので、しばらく経過観察して様子を見る方法もあり、半年毎にMRI撮影で進行具合を確認する。大きくなるスピードが早ければ次の処置に移行する。
放射線治療として、ガンマナイフ治療がある。
放射線を腫瘍に当てて、腫瘍に栄養が行く道をふさいでしまい、腫瘍を小さくする。ただ腫瘍が完全になくなることはないとのこと。
最後に外科治療。
右耳の後に500円玉程度の大きさで頭蓋骨に穴を開け、直接腫瘍取り除く。これで腫瘍は完全になくなるとのこと。ただ腫瘍のコブには聴神経と顔面神経が張り付いているので、その神経を傷つけることなく取り除くことが必要とされる。また腫瘍は平衡感覚をつかさどる前庭神経から発生ているので、この神経は切ってしまうことになるとのこと。
えっえっーーー、なんか大変なことになってきました。
K教授いわく「まっ、それほど緊急性を要するものではないので、じっくり時間をかけて対処方法を決められるといいです。この症例では手術を勧めますが・・・・」、、って頭蓋骨に穴あけるんですよネェー!!! それって大変なことですよ。
「現在どの程度聞こえているのか確認したいので、耳鼻科で検査された聴音検査表を次回持ってきてください」とのこと。今日、早速「白木耳鼻科クリニック」に行かないとと思いつつ、診療室を出たのでした。
★今回のM記念病院での費用
外来診察料・・・・・・・・・・・・・・700円診療情報提供料・・・・・・・・2,500円磁気共鳴コンピューター断層撮影画像記録用フィルム(半切)6枚マグネビスト静注シリンジ37.14%20ml 1梱・・・・・27,910円31,110の3割負担・・・9,330円M記念病院を出てすぐに「白木耳鼻科クリニック」に直行。
受付で、今まで行なった聴音検査の結果表のコピーを2部欲しいと伝えると、すぐにコピーしてくれた。それも無料だった。白木君、ありがとう。