10月20日、今日は木曜日。そうです、安田屋家具店の定休日です。午前中に軽トラで買い物に出かけ、その帰りに交通事故にあった。俗に「おかまをほられた」と言われる事故で、後から追突されることです。
買い物の帰り、時計を見ると午前11時30分、もう直ぐお昼です。途中、昼食を食べようか、それとも散髪しに床屋さんに行こうかと思案しながら走っていたのでした。そして床屋さんに行こうと決めて道順を頭に描き、最短で行く道を走っていました。安田屋家具店まで5分程度のところの交差点で、赤信号のため先頭から4~5台目くらいに止まりました。
知り合いのビルを眺めていて、青信号に変わったので発車しようとギアをセカンドに入れたところ・・・・、
ドッカーン!!!!!!
強い衝撃を受けたのでした。
頭がヘッドレストにボコンとあたり、体が前後に揺れた。
な、な、なにがおこったのか ????
バックミラーを見ると、後ろの軽乗用車の運転手さんが驚いた顔をしているのがわかった。 「あっ、追突された」
後を振り返ると軽乗用車のフロントが軽トラの後部にぶつかっていた。
真っ先に思ったのが「この忙しい時に、時間が取られる・・・・」でした。休みの日はいろいろやりたいことが詰まっているので、無駄な時間が取られるのが嫌なんですね。でも交通事故にあってしまったらしかたがありません。車を路肩に駐車して、後部を確認しました。
パッと見、何の異常も無い様に見えたので、ホッとしたのですが、よーく見るとテールランプ付近がへこんでいます。ランプカバーも少し浮いてしまっていました。
追突した軽乗用車からは女性がビックリした顔ででてきました。
「大丈夫ですか。申し訳ありません」
「いえいえ、多分大丈夫でしょう」と言いながら、女性の車を見ると、フロント部分が少しへこんでいたり、プラスチック部分が割れていました。四代目の身体には特に異常は感じませんでした。ただ聴神経腫瘍摘出手術をした頭部なので、傷部分に問題が無いか直ぐに確かめてみました。でも異常は感じられませんでした。よかったぁー。
お互いに直ぐに各自の保険屋さんに連絡を取りました。四代目は赤信号で車間距離を十分とって完全に止まっていましたので、100%相手側の過失です。そのため相手の保険屋さんからの連絡待ちであることを伝えられました。そして警察に事故届けをしてくださいと言われた。間の悪いことに四代目の携帯電話の電池切れで、保険屋さんとのやり取りはそこで終わってしまった。
相手の女性に「110番してください」と伝えた。女性は直ぐに110番して事故の状況を伝え、警官が来るのを二人で待っていた。その間にお互いの連絡場所について名刺交換をした。女性は名古屋から来た生命保険のセールスレディーだった。警官が来る間、横を走り去る車の運転手は皆、事故したんだぁという顔でコチラを見ながら通り過ぎていったのが印象的だった。110番した女性は、初めて110番したらしく「110番って、意外と親切な対応なんですね」と驚いた様子だった。
10分くらい待つと、反対車線の向こうからパトカーが来るのが見えた。
反対車線に駐車するのかなと思っていたら、突如「ウーウー」とサイレンをけたたましく鳴らしてUターンし、我々の車の後に駐車した。なんか大げさなことになってきた。近所の人も何事かと戸外に出てきた。2人の警官が降りてきて、それぞれ免許証、自賠責保険書、車両証明書を確認し、事故の様子を聞き取っていた。四代目の身体に異常が無いことを再三確かめてから、物損事故として処理しますと伝えられた。さらに「今後身体に異常が出た場合は警察署に申し出てください。人身事故に切り替えますので」とも伝えられた。
20分ほどで終わった。
お互い自動車の走行に支障は無いので、保険屋さんからの連絡を待つこととし、何事も無かったようにその場で分かれた。四代目は予定通り床屋さんに向かったのでした。四代目は過去に、今回とは逆の立場で、信号で止まってる前の車にぶつけたことがありますが、ぶつけられたことは初めてでした。それにしても昼食にうどん屋さんに入っていたらこの事故にはあわなかったのにな。どこで何が起こるか、本当にわかりませんね。
後日談/翌日には相手の保険屋さんから、車両修理は100%こちらで支払いますと連絡があった。数日後、事故車両である軽トラは自動車修理工場に入った。