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ジャクソン回転椅子

 25年ほど前にご購入いただいたデスク回転椅子の具合が悪いとのご連絡を受けて早速お客様宅を訪問しました。

 四国、高松市に工場のある「森繁(モリシゲ)」の「ジャクソン」シリーズの商品でした。四代目もとっても懐かしい商品とのご対面です。この「森繁」は、日本を代表する良い家具を製作し続けているトップブランドですが、それは家具業界の中だけの話で、一般の方にはあまり知られていない工場です。かつては「森繁」という漢字名でしたが、最近は「モリシゲ」とカタカナ表記にしています。工場のロゴが「オリーブ」の葉をモチーフにしているので、「オリーブ印の家具」とも呼ばれていました。

 不具合な箇所は、キャスター脚のキャスターが外れてしまうことでした。

 今では5本脚が主流となったため、ほとんど見ることが無くなった4本脚です。脚先に開けられたメスネジの穴が大きくなってしまい、キャスター先端のオスネジが、どんなに締め付けても直ぐに外れてしまうようです。

 キャスターを溶接して固定してしまう方法もありますが、回転脚そのものが古くなり、さびが発生している部分もあるので、回転脚の機械そのものを現在主流の5本脚に取替えてしまうことにしました。ただ取り付け場所に問題があり。椅子の座面裏に、回転脚を固定するための芯材が入っている箇所が、前後にしかないという問題。(赤線で囲った部分にしか木材が入っていないため、この部分にしかネジを止められない)

 座面裏の中央部分には木材が入っていない。
 取り替える新しい5本脚の回転脚機械の固定場所がどこにあるかを知ることが必要でした。そのため直ぐに工場に確認を取ったのでした。

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11月 21, 2011 · Posted in その他の家具修理  
    

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