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折れたスライド丁番金具

こんにちは。ネットで貴社のブログにたどり着きメールさせていただきました。桐のタンスの蝶番が壊れて折れてしまいタンスが使えません。代わりの金具(蝶番)を探しています。代わりの蝶番があるかどうか調べて欲しいのですが、ブログの記事に載っているような番号は見当たりません。写真を添付しておきますのでご確認をお願いします。最初の3枚がタンスについていた時の写真です。壊れていない他の蝶番の写真も1枚添付しておきます。残りの3枚が蝶番を外してアップで撮った写真になります。よろしくお願い致します。

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安田屋家具店からの返信
破損した丁番の写真ありがとうございます。
金具に「Made in WGermany」の刻印がありましたので、ドイツ製のスライド丁番金具のようです。

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金具を探したところ、すでに現存していない金具であることが判明いたしました。そのため残念ながら同じ金具がご用意できません。他のスライド丁番金具の受け金具はありますが、扉側の金具と、家具本体側の受け金具は同じセットでないと取付ができませんので代替が出来ません。

修理方法としては、破損した扉に取り付いているスライド丁番金具を全て新しいスライド丁番金具に扉側の金具も家具本体側の受け金具も一緒に取替えれば扉の取付は元通りになります。 たんすの写真を見ますと、婚礼家具の衣装盆収納たんすの扉のようですので、スライド丁番の種類としてはもっとも一般的な「全かぶせタイプ」だと思います。

取替えに関して問題が2点あります。
一つは、扉側に彫られている穴の直径が35㎜であるかどうか。
一般的なスライド丁番金具のカップ径は35㎜なので、扉の穴が35㎜直径あれば簡単に取替えができます。たんすの扉に使用されているスライド丁番金具のカップ径は大抵35㎜以下の金具は使用しないので、まず違っていないと思いますが、念のため確認ください。

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二つ目は、添付した写真の赤線矢印のサイズです。

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金具取付部分の長さが、盆引きの側板があるために限定された長さとなります。この部分よりも長さの長いスライド丁番では取付ができません。この部分の長さがどれだけあるかを確認されて、スライド丁番金具の長さがそのサイズ以下の金具を用意されれば、問題なく取替えが出来ます。 1,2の問題はありますが、一般的にスライド丁番金具で代替が出来ますのでご安心ください。

ただし、家具本体側に取り付ける受け金具の取り付けネジ穴位置が変りますので、扉取付作業には専門家の技術が必要となります。そのため一般の方が取り付けることはかなり難しいのではないかと考えます。金具の取替えが出来ても、受け金具の位置が微妙に狂うと、扉の建付けに影響が生じ、扉の開閉に支障が出る場合が多々あります。 ご自宅界隈の昔から続く家具屋、または家具修理で検索して出てきた修理屋に依頼されることをおすすめします。昔から続く、婚礼家具を取り扱っていたであろう家具屋であれば、安価に直ぐに修理してくれると思います。当店が近くであれば直ぐにお伺いするところですが、お役に立てず申し訳ありません。

一般的なスライド丁番金具を取り扱っている金具工場を下記に記しますのでご覧になってください
・ムラコシ精工 
・スガツネ工業
・アトムリビンテック 

一般的にはムラコシ精工のスライド丁番金具を使用した婚礼家具工場が多かったので、この工場の金具で代替できる者と思います。当店でも金具の取寄せ・販売は出来ますが、取付ができませんのでご了承ください。

お客様からのご返信
丁番を探していただきありがとうございます。現存しないという事ですが、代わりの丁番で修理できる、またその丁番についても詳しく説明していただき、本当にありがとうございます。改めて家具本体の寸法等を確認してみたいと思います。とりあえず近くの家具修理店を探してみたいと思います。直るとわかって安心しました、ありがとうございます。

8月 23, 2013 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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