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ロッキングチェアー座板割れ

ここのところ飛騨・高山に工場がある飛騨産業製作の椅子修理が続きます。

今回はロッキングチェアーの板座が割れたので、接合修理です。

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座板は1枚板で作られているのではなく、4~5枚程度の板を張り合わせて1枚の板にしてから座板の形状に仕上げます。そのため使用年数が長くなると、接合部の接着剤の緩みと木部の伸縮により、接合部で割れる現象がおきます。

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割れた断面はとてもきれいです。 一般の方は、木工ボンドで接着できると考えてご自分で貼り付けるのですが、単純に木工ボンドをつけてくっつけるだけではダメなんです。接着力が弱いんです。

「はたがね」のような固定治具で12時間以上接合箇所を圧着させておかないとダメなんです。一般のご家庭には固定治具なんてありませんから、ご自分で接着させようなんて考えは持たない方がよろしいですよ。

座板の割れご修理で持ち込まれる中には、お客様自身で接着を試みたが座面に段差ができてしまったり、ずれてしまったり、完全に接着できていなかったり、接着後に再びはがれてしまったりした状態の椅子が持ち込まれます。

こうなると、お客様で付けられたボンドや瞬間接着剤を取り除く手間が必要となります。古い接着剤を完全に除去して、接合面をツルツルにしないと、隙間ができて接着力が弱くなってしまうので、重要な作業となります。でもこの除去する作業が大変なんですね。

四代目も作業をしたことがありますが、簡単に落とせないんです。相当な手間と時間が掛かってしまい、修理金額もその分高くなってしまいます。割れたままの状態で持ち込まれた場合は、この手間が必要ありません。なので、座板が割れた場合はご自分で何とかしようと思わず、プロに任せてください。

その方が結局修理費用も安価で、きれいに修復できるのであります。

6月 17, 2015 · Posted in 椅子張替え  
    

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