安田屋家具店

ネット接続ができないまま翌日の朝を迎えた。
今日こそは何としてでもネット接続を完了させないと、父親としての威厳がなくなってしまう。四代目の危機です。

会社のパソコンで、製造元である「Planex」のホームページを再度確認する。何度も何度も無線LAN親機の「MZK-W３００NH」商品に関して読み直す。この機器は接続設定が自動で行なえるような「簡単接続」ができるようになっている。でもそのユーティリティーが入っているCDがどこに保管したのかわからない。困った。

さらに、昨日設定ができなかったのは古い設定が残っているからではないかと四代目は考えていた。一度、リセットボタンを押して機器を初期設定にもどしてから、設定作業を行えばうまくいけるのではないかと考えた。しかし同時に、リセットボタンを押せば、もう後には戻れないということを意味する。つまりリセットする前なら、もう一度配線を元に戻して、リビングにあるルーターに光回線を接続して、そのルーターからLANケーブルを無線LAN機器に接続すれば、今まで通り、元に戻すことができる。

しかしリセットボタンを押せば、もう戻れない。リビングのルーターに光回線を接続しても、無線LAN親機の接続設定はしなければならない。つまり前に進むしかない。どうする四代目。しばらく考えた末、静かにリセットボタンを押したのでした。

そして「Planex」のホームページに無線LAN親機「MZK-W３００NH」のユーティリティーがダウンロードできることを発見。多分これをダウンロードすれば、できるかもしれない。暗いトンネルの先に光を見た気がした。リセットボタンを押してよかったと思えるんだと自分に言い聞かせていた。

さあ、すぐさまダウンロード。
USBメモリーに記憶させて、無線LAN親機のもとに直行。その部屋にあるパソコンにUSBメモリーを差し込んで、ユーティリティーソフトをクリック。・・・・・・。すぐさまソフトが立ち上がり、パソコンに接続してある無線LAN親機の種類を検出している画面が表示される。やはりこれでうまくいく。そう確信したものの、待てど暮らせど何の変化もない。一向に機器を検出しない。１時間経過しても同じ画面のまま。

ダメだ、失敗だ。
何がいけないんだ。
またまた会社のパソコンに向かい「Planex」ホームページを調べる。するとどうも無線LAN親機「MZK-W300NH」のドライバーがバージョンアップしていて、四代目の無線LAN親機は古いバージョンのままのため、ユーティリティーソフトが対応していないらしいことを突き止めた。

そしてさすが「Planex」
ちゃんとバージョンアップ用のドライバーもダウンロードできるようになっていた。すぐさまダウンロード。バージョンアップ方法も確認。そしてまたまた無線LAN親機のある部屋に向かう。

ドライバーをバージョンアップさせるためにはパソコンをネットに接続する必要があった。そのため光回線をパソコンに直接接続してから、無線LAN親機のユーティリティーソフトに接続して、まずはドライバーをバージョンアップさせた。ここまではうまくいっている。ここで仕事が入り、いったん作業を中断。

数時間後、仕事から戻り、再度作業を開始。まずは「簡単設定」作業の前に、光回線を無線LAN機器に接続し、LANケーブルを無線LAN機器とパソコンを接続する作業を行った。そして無線LAN親機の部屋にあるパソコンにUSBを差し込んで、ユーティリティーソフトをクリック。すぐさまソフトが立ち上がり、パソコンに接続してある無線LAN親機の種類を検出している画面が表示される。しばらく待つと、数分後にこんどはちゃんと「MZK-W300NH」を検出した。よし、今度こそできる!!

機器を検出後、やっとネット接続の設定画面になった。指示通り進んでいくと、現在パソコンに接続している接続方法を検出した。すると「接続を検出した結果、ブロードバンドルーター接続がされているので、アクセスポイントでの設定が必要です」と表示された。

??????

ブロードバンドルーター接続??
アクセスポイント??

なんのこっちゃ。
まったくわからん。
インターネットで検索。

調べた結果、なんとなく「ブロードバンド接続」と「アクセスポイント」を理解した。理解したものの、今まで無線LAN親機「MZK-W300NH」はルーターで使用してたんだから、アクセスポイントにしなくてもいけるんじゃないの??、なせダメなの。そうつぶやきながら考え込む四代目でした。

こうしてこの日もネット接続ができないまま一日が過ぎていった。家族からは「電気屋さん呼んだ方がいいんじゃないの」「まだネット見られないの」と言われた。「明日には、明日には何とか見られるようになるから・・・・・」そういうのが今日もやっとの四代目でした。

無線LAN接続の悪戦苦闘はまだまだ続くのでした。