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いよいよ修理します

飛騨産業製作の「円空」SE220A アームチェアの背もたれがやっとの思いで取外せた四代目は、破損箇所の修理に取り掛かったのでした。

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背もたれが無事に取外せた後の木部を見ると、引っ掛け金具がネジごと外れてしまっていました。

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外れてしまった金具はお客様が保管されていました。再度取付けなおせばよいのですが、ネジ穴が大きくなっているのでこのままではネジが効きません。そのためネジ穴を丸棒で埋めます。

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直径3ミリほどの丸棒の先端にボンドをつけて穴に差込み埋めます。その後、外れてしまった引っ掛け金具を取付け直します。これで修理完了です。

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背もたれを取外した順番の逆順で取付けます。背もたれ裏面にピョコッと出ているネジ頭を、木部側の引っ掛け金具に差込んで、上からググッと押し下げます。

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左右の引っ掛け金具に一人で行うとうまくはまらないので四代目とスタッフの2名で行いました。 差込んだ後は、背もたれ下部両端の布地に小さく開いた穴にビスを入れて背もたれを固定させます。

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最後に座面を取付けて終了です。

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こうやってみると作業そのものはいたって簡単なんですが、ここまでたどり着くのに2日もかかってしまいました。まだまだ勉強が足りない四代目だと実感したところです。引っ掛け金具で取り付けてある部分を外観から見てみると・・・・、

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こんな感じになっています。この中で背もたれが引っ掛け金具で取り付いているとは一般の人は想像もつかないことでしょう。

さてちなみに今回の修理費用は、当店でご購入された商品なので、アフターサービスとして・・・・、

無料、0円です。

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4月 27, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

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