円形のダイニングテーブル天板の修理に関してお問い合わせがありました。
お客様より
直径約110㎝の丸型テーブル天板の修理をお願いしたいです。写真を添付しますのでお見積りをお願い致します。
![戸塚2](https://yasudaya-kagu.com/wp/wp-content/uploads/2016/06/e84975de8a06ae50aae9b5e3bcd82a92-300x200.jpg)
![戸塚5](https://yasudaya-kagu.com/wp/wp-content/uploads/2016/06/7b48c99d52e7f30afcd06c2d8939f0c6-300x204.jpg)
希望は、同じ種類の天然板突き板、厚めの塗装、鏡面仕上げです。宜しくお願い致します。
![戸塚6](https://yasudaya-kagu.com/wp/wp-content/uploads/2016/06/669bc9e1895a3801b4a417dba7b64ba3-300x204.jpg)
![戸塚4](https://yasudaya-kagu.com/wp/wp-content/uploads/2016/06/4144c8940510e6742901d6ea3430967e-204x300.jpg)
安田屋家具店からの返信
テーブル天板の現状を写真で確認しました。
修理方法についてご説明いたします。
天板幅が直径110cmの丸型のため、通常の180㎝×90㎝合板材が使用できません。そのためワンサイズ上の120㎝×240㎝合板材を使用しなければなりません。そのためロスとなる部分が出てしまいますので、若干価格が高くなります。
120㎝×240㎝合板に、ナラ材柾目(マサメ)の天然木突板を貼った材料を用意します。 現状の天板の突板の欠如部分がありますので、このままの状態では天板に貼る合板材との間に隙間が生じ、完全に密着接合できない箇所が出てしまいます。そのため現在の天板の突板材を全て削り取り、下地の合板状態にして、天板表面を平面にします。
次に天板渕周りは無垢板を使用していると思いますので、現在の塗装を削り落とし、木地の状態にします。 天板全面を全て木地状態になったら、ナラ材柾目(マサメ)の天然木突板を貼った合板をプレス機械を使用して、天板に圧着接着します。
天板に新しい天板材を貼り終わったら、現在の塗装色と同色でウレタン塗装仕上げを行います。 塗装は着色仕上げを行った後、5分つや消し(半消し)のクリアー塗装を行い仕上げます。塗装はハードコーティング仕上げのウレタン塗装です。
鏡面仕上げより、5分つや消し(半消し)の方が、使用におけるすり傷が目立ち難いのでお勧めします。現在と同じ程度のツヤにします。
尚、天板の裏面の修理作業は行いませんので、現状のままとなります。
天板渕周りの凹み傷は、ほとんどなくなりますが、深い傷がある場合は残ることがありますのでご了承ください。
テーブルの高さは、合板材の2.5㎜~3㎜ほど高くなりますが、使用感は現在と変わらないと思います。合板材の木口が2.5㎜~3㎜ほど見える状態となりますが、現在の天板構造も同様に木口が見えていますので、その部分が少し厚くなる程度です。そのため違和感はないと思います。
上記の修理内容での修理費用は、税込み89,800円となります。
修理期間は、お預かり後約3週間ほどです。御見積金額には送料が含まれていません。当店よりお客様宅までの送料は2,000円前後だと思います。
お客様より返信
お見積りをありがとございました。 この内容で修理をお願いしますのでよろしくお願い致します。 1点だけ、樹種についてはナラ柾目で良いと思いますが現品をご覧いただきあまり差があるようでしたら相談させて下さい。その場合の見積もり変更は問題ありません。明日、発送しようと思います。到着日にご指定がございましたら連絡をお願いします。埼玉県蕨市からの発送となります。よろしくお願い申し上げます。
安田屋家具店から返信
現物を確認した後にご連絡いたします。
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