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古いKSS刻印丁番

愛知県春日井市のY様から、食器戸棚の扉に使用している丁番金具が破損したので代替金具がないかとのご相談があった。

Y様からのお問い合わせ
食器棚の蝶番が壊れたので交換部品を探していましたら安田屋家具店ホームページを見つけました。破損した部品の写真を添付致します。

開き戸3枚のうち右側の上下蝶番が折れています。

寸法も写真に書き込みました。交換部品はあるでしょうか。よろしくお願いします。

安田屋家具店からの返信

破損金具の写真を確認しました。もともとついていた金具は「KSS」刻印がある金具だと考えます。真ん中の扉の③と④の「K」刻印の金具は代替金具で取り換えられた物だと推察します。

KSS刻印の金具は、大阪の「木村新」という家具金具工場が製作していた金具ですが、かなり以前に廃業したため全く同じ金具は現存していません。

またかなり古い旧タイプの金具のため扉にあいている穴のサイズが現在の金具よりも短くなっています。扉の穴の直径(扉上下方向)は35mmで現在と同じなのですが、穴の長さ(扉左右方向)が異なります。古い金具は24mm、現在の金具は27mmです。

金具円形部分の形状でも旧タイプの金具がどうか確認できます。

旧タイプの金具は円形部分の根元に切り込みがありません。

現在の金具は切り込みがあります。切り込みの有無で旧タイプか、現行タイプかが判別できます。

Y様の破損した「KSS」刻印の金具は、24mmとなっていますので、旧タイプの金具となります。そのため現存する通常の「20×15」サイズの金具で取り換えると扉の穴を3mmほど彫り広げる作業が必要となります。

でもご安心ください。
安田屋家具店では「20×15」サイズのみ、旧タイプの金具を復刻生産していますので、その金具を使用すれば、KSS刻印の金具と同じなので、扉の穴を彫り広げる作業が必要なく、簡単に金具取替ができます。

真ん中の扉に使用されている「K」刻印の金具と同じ金具です。ただし現在金具の色はゴールド色のみとなりますのでご了承ください。金具の写真を添付しますのでご覧ください。金具は1個税込み530円です。送料が別途必要です。(2019年4月現在の価格)

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5月 13, 2019 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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