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続 秋田木工No.209スツール

懐かしい秋田木工製の丸型スツール「No.209」の座面籐シートの張替修理のご用命を承りました大阪のS様から本日、座面部分のみ安田屋家具店に送られてきましたので、早速開梱して破損状態を確認します。

座面の直径は320mm。

籐シート部分はとっても良いアメ色に変色しています。長年使いこまれたことがわかります。五分カゴメ編み籐シートが切れて破れています。破れた個所同士をビニールひもで縛って接合させています。応急処置です。

破れた状態で少しでも長くご使用になりたいという思いが感じられます。とっても愛着あるスツールだということがわかります。

座面裏面には、座面と脚を接合する時のための一目印として青・黄・赤・水色のシールが貼ってあります。

今回張替に使用する材料は、五分カゴメ編み籐シートの無着色・無塗装の生地仕上げです。

座面サイズが直径320mmとそれほど大きくないことから、座面裏の補強材(十文字補強または井桁補強)は必要ないと考えます。そのため座面籐シートの張替作業のみとなります。

職人工房に預けてから約2週間。とってもきれいに仕上がってきました。修理前と比べると、修理仕上がり直後の籐シート材は白っぽい色ですが、年数が経過するごとにアメ色に変化し、さらに艶も出てきます。これが天然材の良いところです。次回、修理前後の写真をご紹介します。  【つづく】

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10月 15, 2019 · Posted in 籐家具修理  
    

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