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チェスカチェア座面張替

デザイナー /マルセル・ブロイヤーの代表作である「チェスカチェアー」の座面籐シート張替依頼がありました。

「チェスカチェアー」は、ジェネリック家具を含めて5万円~13万円と様々な価格帯の商品があります。

さて今回張替依頼があったのは4脚分です。座面のみ張替で、背面の張替は行いません。背面は荷重がかかる部分ではないので、座面と比べて張替えることは少ないですね。

お客様からは3枚の座面は確実に籐シートが破れているが、1枚は籐シートの損傷は見られないと思うので、体重を受けとめる籐皮を撚った籐バンドの十文字補強のみ入れられないかと相談を受けました。

職人に確認すると、十文字補強を取付ける場合、座面木枠フレームの4か所に穴をあけて籐バンドを取付けるので、籐シート張替を行う時でないと穴をあける作業ができない。

籐シートを張り替えないで十文字補強は取付けられるが、その場合は金具を使用してバンドを取付ける方法となる。四代目は金具を使用した十文字補強を見たことが無いので、写真を含めてご紹介できません。ただ取付はできるそうです。

数日後、お客様から送られてきた座面4枚を確認した。

3枚は大きく籐シート材が破れていた。

破れていないと思うという4枚目をじっくりと確認してみた。すると・・・・、

まず経年劣化による籐シート中央部分が下方に垂れているのがよくわかる。

座面表面をじっくりと調べてみると、

3か所で籐が切れているのを見つけた。座面裏側も確認すると、

4か所の切断箇所を発見した。
この状態で籐シートを張り替えないで、十文字補強を入れるだけの修理にした場合、修理後短期間で籐シートが破れていくのは容易に推察できます。お客様にそのことをお伝えし、他の3枚と同様に籐シート張替+十文字補強取付修理をお勧めしました。

つづく

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6月 25, 2022 · Posted in 椅子張替え  
    

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