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「家具のいまだ」たんす丁番

広島市内に工場があった「家具のいまだ」
主に婚礼家具と言われた洋服たんす、整理たんす、鏡台をつくっていました。扉には無垢材を使用し、洗練されたデザインが一世風靡しました。「いまだ」デザインを模倣する商品も多々出回りました。

レンガ張りのとってもおしゃれなショールームでした。毎年の展示会には欠かさず訪れた場所です。

「家具のいまだ」は残念ながらすでに廃業し、この建物も全く異なる会社の建物になっていました。婚礼需要が無くなった時代の流れですね。寂しい限りです。

さて今回この「家具のいまだ」製の婚礼洋服たんすに使用されている丁番が破損したとのことで現物が送られてきました。

「いまだ」の家具に使用されている丁番は丁番本体と受座金具がワンタッチで着脱できる「ワンタッチ式」でした。今回破損した金具も後部が黒色の樹脂製ボタンになっていますので「ワンタッチ式」です。

扉側に取付ける金具円形部分の根元が破損していて開きません。

形状から「全カブセ」タイプだと考えます。
丁番本体には「MA3A」の刻印。

受座金具には「BA232Z0」の刻印があります。

古い金具のためまったく同じ金具は現存していません。
しかし「家具のいまだ」に使用されている金具は一流国産金具でしたから、その同じ金具工場の最新金具で代替えできます。直ぐに工場に刻印情報を送り、最新金具を教えてもらいます。つづく

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10月 29, 2024 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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