TOPページ » 家具リフォーム・修理 » この記事

K刻印丁番は日本製金具です

「K刻印丁番」16‐15、15-20、20-20、20-15の4サイズは、日本国内に立地する金具工場で生産されている正真正銘「日本国産」金具です。

以前仕入れていた問屋の担当者は「九州地方の工場」と言っていました。四代目がいつもお世話になっている安田屋家具店近くの金具屋の大将に聞くと「新潟で生産していた」と言うし、確実な工場の所在地がいまだわかりません。

しかしK刻印丁番の梱包材には「made in japan」と明記されています。

産地偽装などはしていないので、正真正銘「日本国産」金具である証拠となります。

K刻印がないノーブランド品は何種類かありますが、それらはいずれも中国産金具です。

日本国産金具と中国産金具の違いは何でしょうか。
金具屋の大将に聞くと「使用されている素材」が全く違うそうです。

日本国産金具に使用されている素材は、不純物が入っていないインゴット「鋳塊」です。一方、中国産金具に使用されている素材は、破損した金具などのくず鉄も一緒に溶かした不純物が混ざっているものとなります。素材の違いは、強度・耐久性の違いに大きくかかわってきます。

金具屋の大将から聞いたことですが、その昔、家具産地である大川に立地する多くの家具工場が使用していた国産丁番を中国産の安価な丁番に切り替えた時期があったそうです。金具1個の価格の違いは大きくありませんが、まとまるとかなりの価格さになります。

大川の家具は安価を売りにしていたので、安い中国産の金具に飛びついたそうです。販売してすぐには何も起こらなかったのですが、ある時期から全国に販売した多くの家具の丁番がポキッと折れたというクレームが次から次へと出たそうです。全国の販売店から問い合わせが多くなり、アフターケアー対応が大変だったそうです。不純物が混ざった粗悪な素材の金具だったので、価格は安価だったものの強度・耐久性が低く、想定よりも短期間で金具が折れる事態になったようですね。

安物買いの銭失い

安い商品には安くなる仕組みがあります。
K刻印丁番には、中国産の廉価版が2種類あることを確認しています。見た目はほぼ同じなので見分けるのは難しいです。ただ中国産の廉価版金具はK刻印が無い「ノーブランド品」なので、K刻印があるか無いかは一目でわかりますので注意して確認しましょう。

この記事の内容が役に立ったら共有してね!

Comments

Leave a Reply

Verified by MonsterInsights