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コスガ製1085DC背面張替

東京に会社があったコスガ製の食堂椅子。No.1085DCの背面籐シートの張替依頼がありました。この椅子の張替依頼は多数ありますので、当時数多く販売された椅子なんでしょうね。

お預かりして1週間ほどで張替完了。

使用した材料は、張替前と同じ「四ツ目編み籐シート・無着色生地仕上げ」です。

今回は3脚のご依頼でした。

コスガ製の籐シートには木部フレームと同色の塗装仕上げで着色しています。今回は無着色・無塗装の生地仕上げのため張替当初はかなり白っぽい色となっています。しかし年数が経過するごとに茶褐色のアメ色に徐々に変化していきます。

張替前の着色と同じ色にはなりませんが、近い色に変化していきますので違和感は徐々に無くなっていきます。

お客様にも説明しましたが、今回使用した「四ツ目編み籐シート材」は縦横で編んであるだけなので、強度が一番弱い籐シート材になります。破れやすいです。強度が無いため座面には使用できず、背面にのみ使用されています。現在の家具で「四ツ目編み籐シート」を使用している商品は無くなりました。強度不足が原因です。

籐シート材で一番強度が高いのが「五分カゴメ編み」です。縦横斜めと6本の籐皮で編まれているため強度が強いのです。四ツ目編み籐シート材の張替相談の際には、強度がある「五分カゴメ編み籐シート」への変更をお勧めしています。

今回の「四ツ目編み籐シート材」による背面張替費用は、1脚税込19,000円です。往復送料が別途必要ですが、お届先が名古屋市内でしたので四代目がお届して送料無料サービスさせていただきました。

背面・座面の籐シートが破れてお困りの際は、ぜひ安田屋家具店にご相談ください。見積は無料です。お気軽にご連絡ください。お待ちしています。

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