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本皮ソファークッション張替

 先日お預かりしていました大きな本革張りソファーの修理が終わりました。クラッシックデザインの輸入家具です。サイズが外国サイズで大きなサイズです。今回のご修理内容は、本革の座面クッションカバーが愛犬君によってかじられたり、引っかかれたりして破れてしまっていました。そのため座面クッションカバーのみを張替・・・・、作り直すこととなったのでした。

 お預かり前の状態はというと・・・・・、

 本革クッションなのに無残にも敗れてしまっています。
 本革の表面がアンティーク仕上げ調となっていて、使い古したように皮色に濃淡があります。まったく同じ本革はありません。またアンティーク調の濃淡がある本革材の入手も不可能のようです。どうしようか・・・・。

 そんな時に「合成皮革材によく似た生地があったような・・・・・」
 早速見本帳で調べてみると、ほぼ同じ色調の合背う皮革生地がありました。

 ご購入されてから2年しか経過していないので、中身ウレタンクッション材はへたりもなく、まだまだ十分このまま使用できますので、クッションカバーのみを製作して取り替えればよいのです。お客様に現在と同じ本革材は入手でないのでビニールレザー(合成皮革)生地を使用して製作すること、本革とビニールレザーの違いをご説明しご了解を得て製作に取り掛かったのでした。そして新しい座面クッション材が仕上がってきましたので早速お客様宅にお届けです。

背もたれ部分は本革張りです。
座面クッションは今回作り直したビニールレザー張りです。
色・艶も同じように仕上り、違和感はありません。(材質の違いはありますが・・・)

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拡大してみて見ましょう。

肘と背中部分は本革、座クッションはビニールレザー。
その違いがわかりますか ????

全く違いはわかりませんでした。
お客様も大満足です。
ただ本革と違い、ビニールレザーの場合は座った時に少々お尻がすべりやすくなっていました。本革との大きな違いはこの点でしょうか。後の点に関しては本革との見分けは付きませんでした。

今回使用したビニールレザーは3,500円/mを使用し、座クッションカバー1枚税込15,000円でした。製作期間はお預かりして約10日でした。

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12月 17, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

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