お客様のお母様のお母様がお嫁入り時に持参された婚礼家具である「桐塗りたんす」のリフォーム相談がありました。お話をお聞きすると約100年前のたんすでした。

 たんす本体と上置がありましたが、上下で仕上げ方が違っています。もともとこの状態でのたんすだったのか、途中で上置が入れ替わってしまったのかは定かではないようです。

 たんす本体枠は黒色漆塗り。引出し前板は桐材、内部は杉材でした。引出し前板が茶色になっているのは、どうやら漆が塗ってあったようです。桐たんす本来の仕上げ方である「トノ粉」仕上げが百年経過して茶色に変色したようではなさそうです。

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1月 15, 2012 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

 お客様のお母様のお母様がお嫁入り時に持参された婚礼家具を、お客様のお嬢様の御婚礼家具として持参するために承った「桐塗りたんす」のリフォームが仕上がりました。お約束のご結婚式前までになんとか間に合いました。ホッと一安心です。よかったぁーー!!

 見てください。この出来栄え。まずは本体から。

 お預かり前の状態はこんなんでした。

 リフォーム後はまるで別物です。

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1月 29, 2012 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

桐無垢材で作られた茶棚の扉が外れてしまったと安田屋家具店実店舗に持込まれました。

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お客様を担当したスタッフは、扉の取り付けは恐らく倹飩式(ケンドン式)となっていると考えた。けんどん式(倹飩式)とは、家具の戸の取り付け方法のひとつで、家具本体の上下に溝をつけ、戸や蓋を上げ落としに建て込む方式。慳貪とも書きます。

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しかし家具を観察した四代目は直感的に「けんどん式(倹飩式)ではない」と考えた。なぜなら扉の上下に余裕がなく、扉を持ち上げて溝や穴に入れ込むなんてことはできないと見極めたからです。

まずは扉の取り付け方法を確認します。
扉の下にある引き出しを抜き、上下の棚板を確認します。
するとやはりありました。

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8月 22, 2014 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

古民家具の扉取り付け修理作業の続きです。
前回の内容は コチラ をご覧ください。

家具側の穴に扉上部の丸棒を差込み、丸棒の長さを確認します。長すぎれば扉上部と家具の棚板との間に隙間ができるばかりか、扉が家具にはまり込まなくなります。ピッタリと収まるように丸棒の長さをヤスリ等を使用して調整します。

真剣な表情の四代目。なんか恥ずかしい。

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調整が終わったら、いよいよ扉を家具に取り付けです。まずは先ほどの扉上部に取り付けた丸棒を家具本体側の穴に入れます。

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その後おおよその扉の収まり位置を想像して、扉下部に開いている穴と、家具の引き出し上部の棚板に貫通している穴の位置を合わせます。

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8月 24, 2014 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

安田屋家具店ホームページでは、洋服タンスや食器戸棚の扉に使用されている様々な丁番金具について数多くご紹介しておりますが、金具修理ばかり数多くやっているわけではありません。

今まであまりご紹介してこなかったその他の業務内容に関して、2016年、平成28年の安田屋家具店ホームページでご紹介していきます。

1つは「家具リフォーム」事業。 そしてもうひとつは「ぱたぱた扉収納棚」事業。 この二つに関して、実は数多く手掛けているんです。「家具リフォーム」は地元である岐阜市近郊~名古屋市近郊のお客様からの依頼が多い仕事です。

「ぱたぱた収納棚」または「パタパタ扉収納棚、または「バッタリ扉収納棚」と四代目は呼んでいますが、こちらはご遠方のお客様からのご依頼が多い仕事です。 。

まず今回からは「家具リフォーム」として、膳戸棚(またの名を水屋)のリフォームをご紹介します。

膳戸棚は、かつての日本の台所に設置してあった今で言う「食器戸棚」です。今は食器をそのまま収納するのですが、昔は箱に食器を収納した「箱膳」を収納するのでした。そのため現在の食器戸棚のような棚板での仕切りはなく、上段、中段、下段の3箇所に箱膳が収納できるようになっていました。

安田屋家具店では数多くこの膳戸棚のリフォームを行っていますが、大抵同じデザイン、サイズ、材質です。デザインは下記の写真のタイプが一般的です。過去にリフォームした膳戸棚の一部をご覧ください。

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サイズは横幅180センチ、高さ180センチ、奥行40センチが一般的です。材質は、柱や横桟には「桧材」、側板・背板・内部の棚桟には「杉材」が使用されているのが一般的です。引出し前板には「ケヤキ材」が使用されているものが多いようです。

また表面の塗装は何もされていない木地仕上げが多いようです。ただしお預かりする時には年数の経過によりほぼすべて「こげ茶色」に変色しています。

今回お預かりした膳戸棚も一般的なデザイン、サイズ、材質でした。約100年ほど前の膳戸棚だそうです。色もかなり汚れた「こげ茶色」になっています。引き扉の一部は、ネズミさんにかじられた跡が残っています。

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1月 27, 2016 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

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