埼玉県草加市に工場があった大進工業株式会社の食器戸棚(ルイ・ヒルトン、サンルートetc)の扉丁番に使用されていた金具には「DC COLDEA」の刻印がある大進工業のオリジナル金具です。
かなり以前に大進工業は廃業したため、同時にオリジナル丁番金具も現存していません。埼玉県草加市に工場があったためなのか、丁番金具が破損したとの問い合わせが一番多いのは関東地方のお客様からなんです。
今まで安田屋家具店に届いた破損した金具を調べてみると、なんと、DC COLDEA金具には3色の種類があったことに気づきました。家具のイメージに合わせたんでしょうね。
まずは基本色となる材質の色である「シルバー色」
つづいて、
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「シルバー色」にメッキ加工した「金色」
材質を変えた「ブロンズ色」
この3色の中で一番多いのは「シルバー色」でした。
今回ご紹介した「DC COLDEA」金具は、工場が廃業したため全く同じ金具は現存していません。金具のサイズがA(扉側部分)24mmとB(家具本体側部分)20mmの「24-20」サイズであれば、他工場の金具で代替えできます。
この「DC COLDEA」刻印金具が破損したケースで、代替金具を多数お送りして、お客様自身で取り替えられ、元のように扉の開閉が行えるようになったとのご報告を受けています。取替に失敗した事例は無い様なので、どなたでも取り替えられます。
尚、代替金具はDC COLDEA金具と大きく違う形状が二つあります。ひとつは家具本体側に取り付ける形状です。
DC COLDEAは十文字となっていて、後方に1本伸びている形状ですが、代替金具は後方への伸び代がなく、楕円形状となっています。後方への伸び代がない分、厳密に比較すると耐久性が低いかと思いますが、実際には大きな違いはないと思います。写真の上部が「代替金具」。下部が「DC COLDEA金具」。
二つ目は扉側の形状です。
DC COLDEAの扉側部分の横が直線的になっていて全体的にはロケット型となっています。代替金具は35mm直径の円形となっています。
現在の扉に彫られている穴の長さよりも短くなっているので問題ないのですが、横幅がロケット型から円形になったため、全幅で1mmほど大きくなっています。
そのため場合によっては現在の扉の穴の幅をヤスリ等で彫り広げる必要がある場合があります。金槌で金具を現在の穴に叩き入れれば入る場合がほとんどです。
実際に金具を穴に入れてみないとわかりませんので、場合によっては多少の穴のサイズを彫り広げる作業が必要になるかもしれませんことをご了承ください。
金具は1個税込み530円です。
この代替金具は安田屋家具店オンラインショップにて365日24時間いつでもご注文頂けます。さらに送料は全国一律360円のレターパックライトを使用しますのでお得です。特に沖縄、北海道、離島の方は送料を気にすることなくお買い求めいただけます。
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