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艶やかなソファーに変身

製作工場は不明でしたが、一般的によくあるデザインのカバーリングタイプのソファーの張替え依頼がありました。修理前の写真を撮り忘れましたので、今回は張替え後の様子のみをお伝えします。

張替え前は白っぽい無地の布地でした。 カバーリングタイプなので、あまり厚手の生地は使用しなければと思っていたのですが、担当したスタッフから告げられた生地は、とても厚手のモケット生地でした。ムムムムムム。

職人に張替生地を伝えると案の定、「布地が厚すぎないかぁ!。カバーリングなのに、こんな厚いモケット生地だとちょっとしわになってしまうかもしれんなぁー」とのことで、そこをなんとかきれいに仕上げてね、と伝えるのがやっとでした。

さらに作業に取り掛かって数日後、職人から「モケット生地なので見る方向によって毛並みの方向による光の加減がかわり、薄色に見えたり、濃い色に見えたりしてしまうけど、縫製時に布地の毛並みの方向を変えて色が同じようになるようにしますか。ただしそうすると柄が逆になってしまうけれど・・・」と相談してきた。

すぐさま担当スタッフと一緒に四代目は張替え職人工房に向かった。工房の中央に置かれた張替え作業中のソファーを見ながら、モケット生地の特性である色の濃淡の見え方を確認した。

最終的な判断として、モケット生地なので、一部の箇所の生地の毛並みを反対にして色をそろえても、他の箇所の色の変化は避けられない。また見る角度によって色の濃淡が出てしまうことは避けられないので、柄の方向を一緒にすることのほうが重要であることにした。

そして数日後、張替が完了した。 以前とは見違えるほどの艶やかなソファーに大変身したのでした。

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今回の張替え修理は、背・座・肘クッションカバー製作と、椅子本体カバーの製作で、税込230,000円でした。

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1月 21, 2015 · Posted in 椅子張替え  
    

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