TOPページ »家具リフォーム・修理 » その他の家具修理 » この記事

飛騨産業 椅子修理

 飛騨産業のロングセラー商品であるカントリーデザインの「C78 アッサム」と呼ばれるダイニングチェアーの座板が割れてしまった修理がありました。この手の修理は20年以上使用しているダイニングチェアーによくみられる修理内容です。飛騨産業のトレードマークである「キツツキ」のイラストシールがちゃんと張ってあります。正真正銘、飛騨産業の商品です。

 座板は1枚板ではなく、数枚の板を張り合わせた板から作られています。そのためその板同士の接合部分の接着がはがれてしまう場合があるようです。昔の接着剤が原因なのか、座板の収縮が原因なのかはよくわかりません。安田屋家具店でも年に数件ご修理を行なっていますが、ほぼ全て同じ症状です。

 
座板の接合部分がはがれてしまっています。

 
修理内容自体は、はがれた接着部分を貼り付けるだけの簡単な作業ですので、お客様自身でボンドや瞬間接着剤を使用して再接着修理される場合がたまにありますが、接着固定が完全でない場合がほとんどなので、お客様自身で接合されるのはやめられた方がいいですよ。

 お客様自身で接着された場合、固定治具を使用して接着固定をされない場合がほとんどなので、接着剤の強度が出ません。そのためまた割れてしまうケースが多いです。再度割れた場合、お客様が使用された接着剤をはがすことがとても難しくなります。また手間もかかってしまいます。そのため修理費用も高くなる場合が多いですね。

 さらに再接着をされると、強力に接着してる部分と、はがれている部分がでてきます。簡単に接着部分がはがれればよいのですが、強力に接着している部分ははがせなくなる場合もあり、修理が困難になるからです。

 今回のご修理は、はがれたときのままの状態でしたのできれいに修復することができます。今回お預かりの椅子の中には背棒が2本折れてしまっている修理もありました。同じ形状のクリ棒を作るのは、部品を製作するのだけでもかなり高価となってしまいますので、クリ棒ではなく、単純な丸棒を加工して取り替えることとしました。取り替えるといっても、いったん背もたれ上部の板を取外してから、再度背棒を全て固定接着しなくてはなりません。この補修作業、見た目は単純そうですが、実際にやってみるとかなり大変な作業であることを身を持って知っている四代目でした。

 これらの修理内容が簡単そうだと思っても、専門家、プロにお任せいただいたほうが、安価に、また完全に修理することができるのでお勧めします。岐阜市、名古屋近郊のお客様であれば安田屋家具店が承りますのでお気軽にお問合せ、ご相談下さい。

1月 31, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

Comments

2 Responses to “飛騨産業 椅子修理”

  1. KOCHO TAKAHASHIon5月 27th, 2016 5:35 PM

    籐椅子の肘から背もたれまで、籐の細い板で、ベニヤ板のように合わせたものの椅子で、製造から60年位たっていますが、一メートル位に渡って合わせた部分がはがれてしまっています。簡単な修理のようですが、その籐自体が、s型でバネの働きをしているので、座ると力がかなり掛かると思います。普通の接着剤ではすぐはがれると思います。協力なな接着剤で修理が出来るのでしょうか。

  2. 四代目on5月 28th, 2016 11:43 AM

    このたびは数ある同業者の中より安田屋家具店にお問合せを賜り誠にありがとうございます。

    修理箇所の内容の詳細が不明なので、お手数をおかけしますがお問合せの椅子の全体写真と破損部分の写真をこちらのメールにお送りいただければ幸いです。写真を確認次第、具体的な修理方法、金額について職人と打ち合わせの上、ご連絡させていただきます。
    ご連絡をお待ちしております。

Leave a Reply