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アングル丁番金具の違い

現存しているアングル丁番金具は、安田屋家具店が調べたところ、恐らく3~4工場が製作しているのではないかと思います。安田屋家具店でも取り扱っている「RABBIT」社製、そして「K」の刻印がある商品、無印の商品が2種類は確認いたしました。その中で最も耐久性のあるアングル丁番金具は「RABBIT」社製のものではないかと思います。その次に「K」印の金具でしょう。無印は価格も安いですが、金具の質もきゃしゃなので、耐久性に関しては少々疑問です。

現存しているアングル丁番金具は「16-15」「15-20」「20-20」「20-15」「24-20」「24-24」の6サイズです。この6種類の中で「24-24」サイズのみが、金具の形状が他サイズと少々違いますのでご紹介します。

「24-24」サイズの扉側に取り付ける金具の形状はロケット型になっています。

その他のサイズは35㎜直径の丸型です。さらに家具本体側に取り付ける形状も違っています。「24-24」サイズは角々っとした形状ですが、他サイズは半円型の丸みを帯びています。

「24-24」サイズのアングル丁番金具は、大きくて重量のある扉に取り付ける金具のため、しっかりと固定できるように他サイズに比べて取り付け部分の形状が大きくなっています。このことは安田屋家具店が取り扱っている「RABBIT」社製のアングル丁番金具だけでなく、他社の金具も統一した規格サイズのようなので、同じ形状となっています。ただしネジ穴位置は微妙に違っている場合が多いです。

アングル丁番金具選びの時には、ご注意下さい。

余談ですが、お問合せで多いのが「20-24」サイズがあるかないかについてです。かつては多くの家具に「20-24」サイズが使用されていたと思われ、問合せサイズの中で一番多いサイズです。

しかしこの「20-24」サイズは、残念ながらすでに製造中止で現存していません。「24-20」はあるんですが、サイズが逆のため使用することはできません。なぜ「20-24」は製造中止なのに、「24-20」は今も生産しているのか理由はわかりません。

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12月 13, 2013 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

Comments

One Response to “アングル丁番金具の違い”

  1. トウジ ジュンコ on 6月 7th, 2021 2:21 PM

    応接間の飾り棚の扉の開閉金具が年数が経ち扉が重いため、割れていまいました。気に入ってます。どうしても扉を直したい。
    kyowaの3-5と書いてあるように見えます。

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