2011年8月に安田屋家具店創業以来はじめて大学生のインターンシップを受け入れました。当時の詳細は「インターンシップ体験」をご覧ください。
あれから3年が経過したつい先日、岐阜女子大学の山中先生からお電話を頂きました。どうしても家具屋でインターンシップ体験をしたい学生が一人いるので、安田屋家具店さんで引き受けていただけないでしょうかという相談でした。山中先生は安田屋家具店の大切なお客様ですので、ご要望に即答でお答えいたしました。
そして今日12月23日(火)岐阜女子大学 生活科学課住居学専攻の3年生 Oさんが安田屋家具店にやってきました。今日から25日(木)までの3日間、家具屋さん体験をしていただきます。彼女の将来のよき経験になるよう四代目の32年間の体験の積み重ねで得た家具屋の知恵と技をお教えいたします。どこまで伝えられるか不安ですが・・・・。
初日の今日は、店内の1階から4階までに展示してある家具の説明。10年ほど前までの慣習であった婚礼家具の話。
その後、先日修理でお預かりしていた漆塗り座卓がきれいに直って入荷してきたので羽島市内まで一緒にお届けです。
お客様宅ではお部屋まで座卓を一緒に持って運び入れる作業を体験していただきました。街の家具屋さんは、販売した人がお客様宅までお届けします。大型家具店のO塚家具や、Nトリさんでは販売した人と配送する人は別なので、こんな体験をすることはありません。街の家具屋さんならではの体験でした。
安田屋家具店にもどり、昼食休憩をしてもらった後、材質の違いを説明。無垢板と突板、フラッシュ構造、パーチクルボード、MDF材などを実際の材料を見てもらって説明。外見からは無垢板のように見えるものも、実は中身は厚紙を圧縮したもので、その表面に木目が描かれた紙が張ってある材料に驚いてくれたでしょうか。安物の家具はこんな材料なんだということが伝わればよいのですが・・・。
その後は、樹の種類の見分け方。
ナラ材、ブナ材、ウォールナット材、タモ材、クリ材、サクラ材など、安田屋家具店に展示してある実際の家具を見てもらって、樹を見分けるコツを伝授しました。
その後は、今までお届けした婚礼家具や注文家具などの大量の写真を見ていただきました。そして家具屋にとって一番重要な家具の知識。その導入口として、安田屋家具店にある大量のカタログを2時間ほど見てもらっていました。
こうしてインターンシップ初日が終わりました。
明日は、四代目が購入してきたスツールを実際に安田屋家具店ネットショップ「ぎふ楽市楽座」で販売するために写真撮影、商品説明文作成、ネットショップへのデーターアップ作業を行っていただきます。ネットショップで物を売るための流れを体験していただければと思います。販売するスツールはこれです。
明日24日にはネットショップ「ぎふ楽市楽座」に掲載される予定です。