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映画「TANG」と家具

安田屋家具店が二宮和也主演映画「TANG」の美術小道具としてハンギングEggチェアーを貸出したことをご紹介しましたが、その他にもいろいろな家具が登場していました。家具屋の性分なんでしょうね、ついついスクリーンに映る家具に目が行ってしまうんです。

二宮和也演ずる主人公「春日井健」の自宅インテリアは、英国アンティーク家具で統一されていました。床に敷かれたペルシャ絨毯の1枚が販売価格2,000万円の商品とパフフレットに記載されてました。

英国アンティーク家具以外に一点、懐かしい日本製の椅子がチラチラッと1脚映っていました。

飛騨産業の惜しまれつつ生産終了した大ヒット商品「のりくら」両肘椅子です。

ちなみにこのイスの前に置かれているセンターテーブルは、現行商品の「穂高」シリーズでした。「のりくら」がスクリーンに映った時、思わず「うぉー」とつぶやいた四代目でした。

今でもこの椅子の修理が時々あります。座面のゴム張替、背・座クッション取替え、木部塗り直しなどです。木枠フレームのつくりはしっかりしているので、消耗品を取替えるだけで末永く使って行ける家具です、

今流行りの「持続可能な社会」を叶える椅子です。こういう良い家具が無くなっていくのが残念ですね。

テレビドラマや映画に登場する家具にも目が行ってしまうのですが、旧家のお金持ちが設定の部屋には、広島に工場があるヨーロピアン家具が得意な「マルニ木工」の応接セットがよく登場します。

新興のお金持ちが設定の場合は、高松に工場がある「モリシゲ」の応接セットがよく登場します。その他にはカリモク、飛騨産業、日進木工などが映し出されます。

テレビ画面に向かって、「あっ、〇〇の家具だ」とついつい呟いてしまう四代目です。

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9月 20, 2022 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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