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チェスカチェア座面張替

昨年末ごろから「チェスカチェアー」籐シート張替のお問い合わせ、ご用命が急に増えています。何かあったのかなぁ??、今回も座面籐シートが破れたので張替のご相談です。

K様からのお問い合わせ
チェスカチェアの座面の一部がはがれてしまいました。 この場合の修理は全面張替えになるのでしょうか? 大体の見積金額を教えていただきたいです。

安田屋家具店からの返信
お問い合わせいただきありがとうございます。写真を確認しました。

背面の籐シートは破れていないようなので、座面のみの張替でOKです。ご使用年数にもよりますが、年数が経過すると籐シートはアメ色に変化していきます。そのため座面のみを張替えた場合、張替当初は若干、張替えない背面籐シートよりも白っぽい色となります。しかし年数が経過するごとに座面籐シートの色が変化し、最終的には背面籐シートと同じ色になります。

そのため破れた座面籐シートのみの張替で大丈夫です。

チェスカチェアの座面のみの籐シート張替は、1脚税込18,000円(2023年2月)です。お客様宅~当店、当店~お客様宅までの往復の送料が別途必要です。

背面+座面を同時に張り替える場合は、1脚税込30,800円(2023年2月)となります。お客様宅~当店、当店~お客様宅までの往復の送料が別途必要です。

送料を安価にするため、残シート材を椅子本体から取外して、座面のみをお送りください。椅子座面の裏側でビスで止めてありますので、ビスを外せば簡単に取外しできます。

取外した座面はプチプチや巻段ボールなどで梱包して、ヤマト宅急便などで送付ください。座面だけであれば1,000円程度の送料だと思います。取外した座面部分のみ下記の当店住所にお送り下さい。到着後、確認してご連絡いたします。

使用します材料は、天然籐材五分カゴメ編み籐シートを使用して張替ます。無着色の生地仕上げのため、張替えない背面の籐シートと比べて張替直後は白っぽい色となります。

使用年数が経過するごとに徐々にアメ色に変色し、最終的には張り替えなかった背面とほぼ同色となります。張替直後は背面と座面の籐シートの色が異なりますことをご了承ください。

チェスカチェアーは座面シート面積が大きいので、座った時の荷重を籐シートが受けとめ、徐々に荷重で籐シートが下に伸びていき、伸びきった時点で籐材が切れるのが破損の原因です。

そこで座った時の荷重を受けとめる籐皮を撚った籐バンドを座面裏に十文字に取付ける「十文字補強」を入れるのをお勧めします。「十文字補強」は1脚税込 6,000円(2023年2月)が別途必要です。

さらに強度が強くなり耐久性が高くなる「井桁補強」があります。籐バンド4本を井桁状に座面裏側に取付けます。「井桁補強」は1脚税込10,000円(2023年2月)が別途必要です。

張替前の強度を100とすると、十文字補強を入れると強度が1.5倍の150となり、手編み仕上げの強度とほぼ同じとなります。井桁補強は強度が2倍の200となり、手編み仕上げよりも強度が高くなります。

ただし強度、耐久性に関してはご使用方法によって大きく違いが生じますので、必ずしも数字上の強度があるわけではありませんのでご了承ください。

十文字・井桁補強を入れると荷重をバンドが受けとめ籐シートの伸びを軽減させますので、強度が増す仕組みです。耐久年数も長くなります。 籐バンドはまず切れることはありませんので、次回は籐シートの張替費用のみで修理できます。

修理期間は座面シートが当店に到着してから約2週間前後です。

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2月 15, 2023 · Posted in 椅子張替え  
    

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