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飛騨産業エドワード椅子修理

現在、ほぼ見かけなくなった重厚なカントリーデザインの食堂椅子である、飛騨産業の「エドワード」。

1991年当時、33年前の価格が1脚56,500円(税抜)。2024年なら8万~10万円程度の価格になってますね。

今回この「エドワード」食堂椅子の背面籐シート材の張替修理を行いました。

すでに背面籐シート材は切り取ってありました。木枠渕周りに籐シート材を押さえ込んでいた籐丸芯材のみが残っています。木部を傷つけないでこの籐芯材を取り除く作業が大変なんです。

座面サイズは横幅420mm×高さ370mm。籐シート材は一番強度が高い「五分カゴメ編み籐シート」を使用します。無着色・無塗装の生地仕上げとなります。

工場は籐シート材の強度よりも、椅子全体の雰囲気を重視します。そのため籐シート材も木枠フレームと同じ塗装仕上げをしてしまいます。籐シート材に塗装をすると、塗料が籐材をコーティングしてしまい、弾力性が失われます。弾力性が失われると籐シートが切れやすくなるんだよ、だから籐シート材には塗装をしない方がいいんだよと籐職人が言っていました。

今回安田屋家具店での張替は、塗装仕上げを行わない生地仕上げとします。そのため張替直後は籐シート材が白っぽくて椅子全体の見た目に違和感が生ずるかもしれません。

お預かりして10日ほどで張替完成です。張替後の写真は後日ご紹介します。つづく

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4月 27, 2024 · Posted in 椅子張替え  
    

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