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手編み仕上籐シート張替

H様からのご相談
座面の藤編みを交換したいのですが、お見積りを頂きたくお願いします。4脚あります。東京在住です。

座面サイズは横幅350mm、奥行300mm位です。

安田屋家具店からの返信
現在の籐シートの張り仕上げは「手編み仕上げ」となっています。「手編み仕上げ」の場合、通常は籐材を差し込むために縦横ピッチの穴が等間隔に並びますが、お送り頂いた写真を見るとそうなっていません。

恐らく籐材を差し込む穴を斜めにしているのではないかと考えます。(穴を斜めにすると、籐皮が抜けやすくなるので普通はやりません)

現在の仕上げ方と同じ「手編み仕上げ」で張替えた場合、1脚税込99,800円(2024年当時)です。4脚合計399,200円となります。送料が別途必要です。

次に「手編み仕上げ」ではなく、一般的な「溝決め込み仕上げ」に改良しての張替修理をご提案いたします。これは座面木枠渕周りに、籐丸芯材をはめ入れるための溝を彫ります。この溝にカゴメ編み籐シート材を入れ込み、その上から籐丸芯材をはめ入れる仕上げ方です。現在の椅子はほぼこの「溝決め込み仕上げ」になっています。

「溝決め込み仕上げ」に改良しての張替修理費用は、1脚42,900円(2024年当時)です。4脚合計171,600円となります。送料が別途必要です。「手編み仕上げ」の強度を100とすると、「溝決め込み仕上げ」の強度は50となります。

送料に関してですが、ご住所が東京都なので、関東地区専属職人工房にて張替修理を行います。そのためお客様宅から東京都内の職人工房までの送料を別途ご負担ください。仕上がり後のお客様宅までの送料は無料サービスさせていただきます。関東地区専属職人工房にすることで、送料負担を安価にすることができます。

尚、籐シート材張替に関しては、使用方法、座り方などに大きく影響されます。そのため耐久年数が大きく変わります。そのため籐張替に関しての保証期間はありませんのでご了承ください。使い方や座り方によって張替数ヶ月で破れとしまう方もいれば、何十年と使い続ける方もいます。籐シート材は必ず破れる材質であることを意識することが重要です。

張替修理費用をご検討いただき、修理を希望される場合はぜひ安田屋家具店にご用命ください。お役に立つ情報であれば幸いです。

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5月 31, 2024 · Posted in 椅子張替え  
    

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