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春のうららの隅田川♪♪

 先日4月13日に四代目の「聴神経手術摘出手術」(開頭外科手術)の退院後3週間後の外来検査に、東京中野の「東京警察病院」に行きました。この時東京は桜満開の時期でした。中野駅周辺には薄ピンク色の桜が満開できれいでした。

中野駅

 検査後、新宿区中落合の叔母の家に立ち寄るため桜満開の街道となっていた「中野通り」を進み「哲学堂公園」を歩きました。

哲学堂公園

「 哲学堂公園」では、時折風が吹くときれいな「桜吹雪」が舞っていました。


 そして東京に行ったついでに台東区の仕事上の付き合いのある会社に立ち寄りました。直ぐそばには「隅田川」が流れています。桜満開、春の陽気に誘われて「隅田川」に言って見ました。するとそこは自然と歌を口ずさんでしまう光景でした。そうです、あの歌です。

 「春のうららの隅田川 のぼりくだりの 船人が 櫂(かひ)のしづくも 花と散る ながめを何に たとふべき」。もう何十年も前、小学生の頃に習った歌なのに覚えているもんですね。まさに歌詞通りの光景でした。さすがに現代社会において櫂(かひ)のしづくを見ることはできませんでしたが、ながめを何にたとえたらと考えてしまうほどきれいな光景でした。

 この美しい光景の中に、かつて悲しい出来事があった場所がありました。
 「言問橋」です。それは今から66年前です。
 1945年(昭和20)の3月10日未明の東京大空襲の際、浅草方面から向島方面へ避難しようとする人びとと、その反対側に渡ろうとする人びとが橋上で交叉し、身動きがとれない状態となった中、そこに火炎が燃え移り、大勢が集中的に犠牲になった場所です。「言問橋」を歩いてわたりながら、遠い昔の悲惨な出来事を思い浮かべていました。口ずさんだ歌とはかけ離れた出来事にしばし沈黙です。

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4月 22, 2011 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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