先日安田屋家具店オンラインショップからご注文をいただき、クローゼット折戸金具をお送りしたS様から、金具取付作業の中でどうしても折戸をクローゼット躯体から一度取外さないと作業ができないので、扉の取外し方を教えて欲しいとのご相談がありました。
松下電工株式会社の折戸式クローゼットで、品番「KRT247FLA」。製番「930722-5」です。そして破損した丁番は、第二世代の古い金具でした。
代替丁番としてお送りしたのは、同じ工場が機能と耐久性を向上させた後継金具です。
扉にあいている穴にはめ入れる円形部分のサイズは同じなので、簡単に取替えて取付ができます。
ただ金具取付ネジ位置が異なります。古い金具は扉にあいている穴の内側がネジ位置となりますが、最新の金具は穴の外側の位置となります。この部分には芯材が入っている箇所なので、取付ビスは確実に効きますのでご安心ください。
S様からのご相談
お世話になりす。クローゼット折戸用代替金具を取付にあたってクローゼット内から作業をしていますが、狭くて一部取付が出来ません。
建具(折戸)を取り外したいのですが、古くてメーカーも対応が出来ません。
建具上部に細工が有ります。お分かりでしたら教えて頂けませんか?(未了箇所は上部だけです。天袋が有る為)他の方法が有れば教えて下さい! 宜しくお願いします。
安田屋家具店からの返信
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初めて見る扉上部の金具ですので、確実なことはわかりませんが、経験上の扉の外し方をご案内致します。
通常クローゼット折戸の上部は、レールにはまり込んでいる部分が部品の内部に上下するような構造です。
そのため扉を上に持ち上げるとレールにはめてある部品のピンが部品内部に入っていきますので、扉下部と床下のレールとの間に隙間が生じ、下部の部品がレールから外れることで、扉の下部から取り外しができる仕組みです。
はめ入れるときは逆の手順で、扉下部を床側のレールにはめ入れた後、上部の部品のピンを押し下げた状態でレールにピンを持っていき、手を離すとピンが上がりレールにはまり込んで取付が完了します。
S様の写真を確認すると、円形の部品が扉に取付いているので、この円形部分の真ん中にあるつまみのようなものをどちらかの方向に回すと上部のレールにはめ込んであるピンが下がり、扉上部が取り外しができる構造ではないかと考えます。円形部品の真ん中の突起が扉上部のレールにはめ入れるピンに関係しているものと思います。
扉取り付けに関しては、それほど複雑な構造ではなく、単純な仕組みとなりますので、簡単に取り外しができるようになっているはずです。折戸式の洋服たんすに昔採用されていた構造です。
一度お試しください。
上記説明の内容で取り外しができない場合は、専門家である建具店にご相談されることをお勧めします。
S様からご返信
有難う御座います、早々にやってみます。
今回ご紹介したクローゼット折戸用の代替丁番は、24時間365日安田屋家具店オンラインショップにてお買い求めいただけます。ぜひご利用ください。
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