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はじめてみる丁番金具

お客様からのお問合せの中で、四代目も家具業界に入ってプロ30年目にして初めて見る珍しいアングル丁番金具がありました。まずはお客様からのお問い合わせ内容は、

20年程前に購入した食器棚の丁番が壊れてしまいました。 KYOWA製(カップ径30mm)のため、代替品が見つからず、難儀していたところ、安田屋家具店のホームページに出会いました。破損した丁番の写真三枚送付させて頂きます。本体にはKYOWAとHG-3-5という表示があります。カップ径は30mmで、扉側T寸法18mm、側板側W寸法15mmです。 但し、接続部は写真のように扉(カップ)側が内側、側板側が外側になっており、ねじ止めの穴がカップの外側に耳状につけられている事も現行品とは異なるようです。カップ径を広げる事を前提に、御社の商品のうち、「16-15」と「20-15」の何れの方が代替しやすいかご教示頂けると幸いです。

家具本体の側板に取り付ける側も、扉側に取り付ける側にもネジ止め部分が耳状に出っ張っている非常に珍しいアングル丁番金具です。こんな金具があったとはまったく知りませんでした。

一般的なアングル丁番金具は、扉側に彫られた丸い穴にアングル丁番金具のカップ部分をはめ込んでネジで止めます。しかし今回のアングル丁番金具は、扉側の穴にはめ込むもののネジの取り付けは、カップから出っ張った耳状の部分を扉の木部に取り付けるという方法です。

この方法は現在の「スライド丁番」の取り付け方法と同じです。

アングル丁番金具が家具金具の主流であった時代に統一した規格もなく各々の工場が独自に製作していた中のひとつです。現在ではこのようなアングル丁番金具は現存していません。そのためまずは扉側に彫られた穴を彫り広げる作業が必要となります。

安田屋家具店からの返信
アングル丁番金具の写真を拝見いたしました。
非常に珍しい金具で、私も初めて見る金具です。
形状は現存するアングル丁番金具と同じ仕組みですが、金具の取り付け方法が独特です。扉側の穴は直径35㎜の大きさにルーターなどの機械で彫り広げる必要がまずあります。次に現存する金具の中では、扉の厚み寸法18mm、側板の厚み寸法15mmということであれば、「20-15」サイズが代替できるのではないかと考えます。1~2㎜程度のサイズ違いは、今までのご修理でも経験していますが、特に扉の開閉に問題なく金具の取替ができていますので、恐らく北元様の金具も取替ができるのではないかと思います。

アングル丁番金具「20-15」の詳細サイズは安田屋家具店ホームページの右サイドに「アングル丁番金具詳細サイズ」ページがありますので、「20-15」と「16-15」のサイズと現在ご使用の金具のサイズを照らし合わせてください。

取替修理の問題としては、扉側の穴を彫り広げる作業は、道具がないと少々難しいかと思います。穴さえ彫り広げれば、取替自体は難しくないと思います。

お客様からの返信
早速の回答有難う御座いました。 ルーターは持っているので、穴径を広げる前提でやって見ることにします。  どうも有難うございました。

12月 16, 2013 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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