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座卓塗り直しのお礼が届く

先日ウレタン塗装仕上で塗り替えた唐木座卓をお送りしたK様から無事に商品が届いたとのご連絡があった。発送した翌日に届いたので、日本の物流スピードはすごいなと改めて思う四代目でした。

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塗り替えが完了した座卓を四代目は丁寧にかつ頑丈に梱包したのですが、破損なく無事に届いたかを知るまではハラハラドキドキのしっぱなしです。そんなことを思いつつ、お手入れ方法を書き込む四代目です。

塗り替えました塗装は「ウレタン塗装」仕上げとなります。
普段のお手入れは、「乾拭き」または、堅く絞った濡れ雑巾による「水拭き」のどちらかでお願いいたします。普段のお手入れはこれだけで十分です。

天板表面に手の油などの汚れが付着した場合は、ご家庭の食器洗剤「ママレモン」や「CHARMY(チャーミー)」にような中性洗剤をぬるま湯で100倍に薄めた液に付けた後、堅く絞った雑巾で拭き取ってください。その後乾拭きをすれば油汚れは取れます。注意/洗剤は「中性洗剤」を必ずご使用ください。

ご使用に際して、天板の上にのせた紙にボールペンなどで書きますと、筆圧が強いので天板木部がへこむこととなりますのでご注意ください。また油性のマジックなどは紙を浸透して天板表面に付着する場合がありますので十分ご注意ください。油性マジックなどを直接天板表面に付着しないようにしてください。

茶碗などの食器類の裏はやすりと同じなので、食器を直接天板表面に置いた後、引きずりますとすり傷が付きます。必ずランチョンマット、テーブルクロスなどをご使用されるのをお勧めします。

夏場に冷たいジュースやビールなどのコップを直接天板表面に置くと、コップの外側にできる 水滴が塗装面を浸透して木地部分に染み込み、その後に輪ジミとなって天板表面に浮き出てくる 場合があります。飲み終わった後、水滴が表面に残らないよう乾拭きを行ってください。短時間であれば問題ありませんが、半日以上経過すると輪ジミになる場合がありますのでご注意ください。

塗装が温度によって変化したのではなく、塗装面を浸透して木部木地面に付着することでシミとなります。コースターなどを使用されることをお勧めします。

また冬場に熱いお茶を入れた湯飲みなどを直接天板表面においても温度による変化は起こりません。ただし沸騰したヤカン、熱いフライパンや鍋、アイロンなどを置きますと天板表面が焦げたり、塗装が白く変色したりしますのでご注意ください。特に多いのは天板表面でのアイロン掛け(スチームアイロン含む)を行い、塗装が白っぽくなってしまう事例が多いのでご注意ください。

天板に溝があるのは、無垢材を使用した座卓のため、天板鏡板が温度湿度によって伸縮しても溝の中でのみ伸び縮みが生じるようにしてあるからです。この溝が無かったり、溝を木片で埋めてしまったりすると、天板鏡板が温度湿度の変化で伸び縮みした場合に座卓のフチ周りの木を押したり引いたりすることとなり、天板四隅にある斜めの接合部(トメ部分)に力が加わり接合部(トメ部分)が外れてしまいます。接合部(トメ部分)が外れると隙間が生じます。

天板鏡板は無垢板なので何年経過しても多少の伸び縮みが生じます。そのため天板にある溝の隙間の幅が微妙に違っています。溝の幅が小さい側は、天板鏡板がその方向に延びた状態です。逆に幅が大きい場合は、その方向に縮んた状態となっていることが分かります。そのため今回の塗り替え後も天板鏡板の伸縮が生じる場合があり、溝の中の塗装が切れる 場合が生ずることがありますのでご了承ください。

大切なご家族の想い出が刻み込まれた座卓ですので、今回の塗り直しによりまた新しい想い出を刻み込まれ、親から子へ、子から孫へと代々K様宅で受け継がれていく家具になることを願っております。お役に立つことができましたなら光栄です。

天板表面を柔らかい専用の梱包紙で包み、座卓全体をプチプチの梱包材で巻いた後、堅い厚紙でできたL型の当て材を天板四方に取り付けた後、頑丈な段ボール箱を座卓の大きさにカットして梱包したのです。それでも無事に届くか心配なんです。

お客様から無事に届いたとの連絡をいただき

ホッと安心

するのでした。

K様から「商品到着しました」のご連絡
商品が無事に届き、破損なども問題ありません。
丁寧なお仕事をしてくださり、大変感謝しています。
色褪せていた天板も、美しいです!

大正時代の座卓だったのですが、全体的に格好よく仕上げてくださり、お任せして本当に良かったです。子どもがまだまだ小さいので、扱いやすいウレタン塗装にして良かったです。同封のメンテナンスの書類を参考にさせていただきます。この内容以外に疑問点が出てきたら、またお尋ねするかもしれません。

今回はお世話になり、本当にありがとうございました。

大正時代の座卓だったんですね。相当年月が経過しているのに止め部分の接合離れや、木部の割れが全くないのは、相当良い商品の証です。しっかりした材料と本物の職人の手によって作られた家具ということです。

2月 11, 2017 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

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