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KSS刻印蝶番30-20

K様から洋服タンス扉に使用されている蝶番金具についてお問い合わせがありました。

K様からのお問合せ
恐れ入ります。
ネットで探しておりましたら運良く御社を見つけました。 約30年前のタンスの K.S.S. 蝶番が壊れまして、同型・代替品を探しております。 お取り扱いでしたら送料込みの価格を教えて下さい。

当方、秋田県在住です。 画像で見難いかも知れませんが、サイズでしょうか? 裏側に30?20と刻印されております。 今現在2個壊れておりまして、後の予備も考え3個あればと考えております。

色は同じでなくても全く気にしません。 また、形状が異なり扉側に若干の掘り込み(溝拡張)加工が必要でしたら、私は建築関係の職人をしてますのでそれなりの加工は出来ますので、問題ありません。 お忙しい処お手数をお掛けしますが、ご回答をお待ち申し上げております。

安田屋家具店からの返信
KSS刻印の金具は、大阪に工場があった「木村新(キムラシン)」という会社が製作していた金具です。残念ながらかなり以前に工場が廃業したため、まったく同じ金具は現存していません。

破損した金具に「30-20」の刻印があれば、金具サイズが「30-20」となります。写真の(A)扉側が30mm、(B)家具本体側が20mmです。A(扉側部分)とB(家具本体側部分)の長さを確認下さい。それ以外のサイズの場合は長さをご連絡ください。

「30-20」サイズの金具は、他工場の金具でも残念ながら代替金具は現存していませんでした。理由は、微調整の効かない金具で、大きくて重量のある扉を支持するだけの耐久性が低いことから、使用されなくなり、その後現在主流の「スライド丁番」の出現以降、扉丁番は「スライド丁番」となってしまったからです。

金具が現存していない場合の修理方法は、現在主流のスライド丁番金具に取り替えることによって修理が可能となります。

ただ「アングル丁番金具」から「スライド丁番金具」に取り替えるという方法は、扉の丁番金具を全て取り替える必要と、扉に金具を取り付けるために彫り込んで あるカップの大きさが違いますので、彫り直しをしなくてはなりません。

またどのタイプのスライド丁番金具を使用するか、取付方法についても専門的な知識と技術が必要になります。お客様自身での取替は難しいので、そこはプロに任せた方が修理費用は安価で、確実に修理できるのでお勧めします。

そのためには、ご自宅界隈の昔から続いている小規模な家具店、もしくは家具修理専門店にご相談され るとよろしいかと思います。アングル丁番金具をスライド丁番金具に取り替る修理内容はそれほど難しいものではありませんので、当店でもよく行なう修理方法です。

ただし今主流のインテリアショップでは修理不可能ですが、昔から続いている街の家具屋であれば、当然修理方法は知っておりますので、ご相談されれば「アングル丁番金具」を「スライド丁番金具」に取り替 えることはできるものと思います。ご参考になれば幸いです。

「家具修理」で検索されるとご自宅近くの家具修理店に行き着くと思います。お役に立てる情報であれば幸いです。

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10月 28, 2019 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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