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職人のメモ書き

普段なかなか見ることのできない椅子の内部をご覧いただきましょう。

 安田屋家具店の近くにある飲み屋さんのカウンターチェアーを入れ替えた時に引き取った座面です。どこにでもある一般的なカウンターチェアー用の座本体です。これに金属パイプの1本脚が付きます。

内部構造が知りたくて表地のビニールレザーを破ってみました。

 なんとビニールレザーの裏面にマジックペンで大きく「裏」と書いてありました。職人のメモ書きなんでしょう。「裏」つまり背中面に張る生地だよと職人自身が間違えないようにしたんでしょうね。さらに中心線まで書いてありました。なかなか珍しいものを見ました。普通はあまりメモ書きされた生地を見たことがありませんから・・・・・。

 上部にビニール袋のようなものがが付いているのは、表地のビニールレザーを張り込む作業の時に、これが無いとウレタン材の摩擦が大きく表地であるビニールレザーがすべり難くなってしまい、美しい仕上げにならないために、すべりやすくするために付けてあるんです。四代目も最初見たときに「なんで????」と不思議に思いましたが、職人の説明を聞いて納得したのでした。

 内部構造は、合板で作った座本体にウレタン材を接着して表地が張ってある構造です。背面が緩やかに湾曲しているので合板を使用しないとこのカーブができません。さらに業務用なので価格を抑えるための内部構造材です。

12月 7, 2010 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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