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BONACINA(ボナチナ)の椅子修理

イタリア高級家具の椅子ご修理の続報です。
1脚約12万円前後のダイニングチェアーです。

金具の接合が難しそうであれば、金具そのものを取り替えれば簡単に修理が完了するわけです。問題は金具部品を入手できるかです。そのためには、どこの工場の椅子なのかを調べなければなりません。どこかにそれらしきものは無いかと探すと、座面下にかろうじて残っていた商品タグを発見。

すぐさまネットで検索。

「VERO CUOIO」が工場名か、商品名なのだろうか。
検索してみると意外な答え。

「イタリア語で「VERO」は「本当の」で、「CUOIO」は「皮」の意味。だから「VERO CUOIO」は「本革」」ということだった。背もたれに使用している革紐のことを『本革を使用しています』と強調してるんでしょうかね。当てが外れた四代目は、商品タグの裏面に新たな情報を発見。

「PIERANTONIO」ピエラントニオ、調べるとこれはどうやらイタリアの地名らしい。これも違った。

では「BONACINA」ボナチナ、あれっ、まてよこれって聞いたことがあるなぁ。なんだったっけ。どこで聞いたんだっけ??、そう思いながら調べてみると、ビンゴ!!

ついに家具のホームページにたどり着いた。この工場が製作した椅子であることがわかった。商品名は「ASTORIA CHAIR 」

工場名、商品名がわかれば部品の入手は簡単だろうと四代目は考えた。「ASTORIA CHAIR」で検索して、日本の代理店もしくは取扱店を探してみる。何店かヒットした。中には以前、岐阜のお客様の家具修理を依頼された東京都の都立大駅近くの目黒通り沿いにあるアジアン家具店「エンライト」さん近くのお店もあった。世間は広いようで、意外と狭いもんですな。

その中の1店に金具部品を販売していただけないかを聞いてみることにしたのでした。

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7月 21, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

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